CARUSO(カルーゾ)の歴史
CARUSOは、1958年にイタリアのパルマ近郊の町ソラーニャで創業されました。ナポリ出身のテーラー、ラファエル・カルーゾがスタートさせたファクトリーMA.CO(マコ)社の自社ブランドで、主にメンズスーツの製作販売を行っています。2009年には、ブリオーニを世界的なメゾンに成長させた実績を持つウンベルト・アンジェローニ氏がCEOに就任しています。
CARUSO(カルーゾ)の特徴
伝統的なテーラードの手法と最新のマシン技術を用い、ベーシックデザインの中に旬なディテールをおさえた、現代のドレスシーンにマッチした物作りが魅力です。柔らかく美しい、上質な生地のみを取り扱い、「ロロ・ピアーナ」や「エルメネジルド ゼニア」など高級生地を指名するファクトリーとしても有名です。
「伝統手法と最新技術の融合」
最新のマシン技術を融合させた立体裁断システムと必要な部分には、ハンドメイドを加えるという伝統的なテーラードの手法と最新鋭の設備を併用する合理的な生産方法を取っています。高度な技術を生かしながらも、伝統を守り独創性にあふれたユニークな製品を生み出しています。今でも生産の16%はオーダーメイドが占めており、ものづくりにこだわる姿勢と誇りを感じ取れます。
「トップメゾンのOEMを任される」
CARUSO(カルーゾ)はルイ・ヴィトン、イヴ・サンローラン、ロロ・ピアーナなどの数多くの著名なブランドの商品も手掛けており、優良なOEMファクトリーとしても知られています。ファブリックの特性を熟知した優秀なデザイナーのもとで生産されているから、見た目の美しさはもちろんのこと余裕や色気をも放つシルエットがCARUSOの魅力の一つです。
「拘り抜かれた素材」
オリジナルのファブリックは6種類あり、全てイタリア国内で作り出しています。そのうちのGOBIGOLDはモンゴルのゴビ砂漠に住んでいるラクダから採取したウールのうち、上質な繊維だけを選びます。人気のGOBIGOLDは、ロロ・ピアーナのために特別に作られた素材で、CARUSOのオリジナル製品にも使用されています。クオリティの高い生地を使い、本格的なテーラード仕立てで作られるCARUSOのジャケットは、値段以上の価値を持っています。
CARUSO(カルーゾ)の定番モデル
「アイーダ」
現在のカルーゾにおける中核的モデルといえるのが、こちらの「アイーダ」。フル毛芯仕立てによる伝統的なイタリアンテーラリングをベースに、現代のグローバルスタンダードに照らしてシルエット・デザインを設計しています。要所のハンドステッチや入念なアイロンワークなど手仕事を惜しみなく用いているが、これ見よがしな主張がなく、あくまで控えめに徹しているのがカルーゾの美学。ドロップ8の標準的なシェイプで、全体にスマートながら適度なゆとりを持たせた王道的シルエット。
「バタフライ」
ヒラリとした極めて軽い着心地を誇るのが「バタフライ」モデル。クリーンで端正な表情とモダンスタンダードなシルエットは「アイーダ」にも通ずるが、こちらは副資材を極力省いたアンコン仕立てが特徴です。アンコン=スポーティというイメージがあるかもしれないが、カルーゾのそれは品格も兼ね備えており、立体的なラペルロールや肩回りなど、カルーゾの技術力の高さが伺えます。ハンドで縫い上げた繊細なフラワーホールは非常に美しく、エレガンスの演出に一役買っています。
「ドロップゼロ」
カルーゾの新機軸として注目されているのが「ドロップ ゼロ」モデル。ご存知のとおり「ドロップ」とは胸囲とウエストの差を2等分した数値で、これが高いほど細身ということになる。本作はモデル名のとおりドロップ0がベース。つまりウエストの絞りをなくし、身頃がストンと落ちるようなシルエットに設計されています。今、旬のオーバーサイズ的な感覚を反映したスーツを、イタリア屈指の本格テーラリングの技術で仕立てるという試みは極めて革新的です。
CARUSO(カルーゾ)の取扱店
BEAMS(ビームス)
SHIPS(シップス)
STRUSBURGO(ストラスブルゴ)
UNITEDARROWS(ユナイテッドアローズ)
OYSTER(オイスター)
guji(グジ)
GLORYGUY(グローリーガイ)
etc…
※取り扱いはシーズンや店舗によって異なる場合がございます。