Grandberry Jam(グランベリージャム)とは
Grandberry Jam(グランベリージャム)とは2007年にオーナー中島氏が高円寺に立ち上げたアメリカヴィンテージを集めたお店です。ご夫婦で買い付けをしていてるので他の古着屋にはない独特の魅力があります。作りこまれた店内にみっちりと詰め込まれた商品ははファッションフリーク達も納得させる魅力的な商品ばかりです。今回はそんな高円寺の名店「Grandberry Jam(グランベリージャム)」をご紹介します。
STORE VIEW
ドアを開けて広がっているのはアンティーク調の店内にみっちりと詰め込まれた古着達。ここなら何か良いのがありそうと思わせる空気がグランベリージャムには漂っています。
入って左側がメンズゾーンとなっています。アイテム毎に陳列されていてごちゃごちゃしてそうで見やすい店内となっています。
グランベリージャムの店内は高さがあり、商品が所狭しと置いてあることで何処をみても手に取りたくなってしまいます。アクセサリー類も適度に差し込まれているのでコーディネートのイメージもしやすいです。
入って右側はレディースゾーン。可愛らしいアイテムからメンズ顔負けのヴィンテージアイテムも。カップルで一緒に回遊できるのもグランベリージャムの強みです。
雑貨類や小物もうまく陳列されています。グランベリージャムでは奥様がレディースをオーナーがメンズを買い付けているので息の合った統一感のある雰囲気で見ていてとても面白いです。
OWNER INTERVIEW
-お店のコンセプトを教えてください。
ヴィンテージかどうかにこだわらず、”良い”もの、良い作りや、良い形、良い素材を使っている、良い雰囲気、良い色などの、自分達が”良い”と思えるものを集めて、自信をもってお客様に勧められるお店

まずカウンター裏に掛かっているコートに目がいってしまう。ミリタリーのコートは古着好きにはたまらないデティールが多く詰まっているので実際に見て触って感じて欲しい。
-お店の名前の由来を教えてください。
壮大な、素敵な、などの意味のGrandと、木の実、果実などの意味のberryを合わせた「Grandberry」という造語を、「素敵な木の実=素敵なもの」、というような意味を持たせ、「詰め込む」という意味のあるJamをつけて、それらを詰め込んだ場所、ということで、Grandberry Jamにしました。
そして、Jamという言葉は、jam sesssionという言葉もあるように、「色々即興で合わせて楽しむ」といった意味もあります。
そこから、いろいろな服、雑貨、様々な楽しいものを詰め込んだ場所で、それを各々自由に合わせて楽しむjam sessionな場所になればいいなと考え、付けた名前です。
ちなみに、日本語表記は、「グランベリージャム」です。

オーナーご夫婦が買い付けに行った際に選んだセンスの良い雑貨が多く並んでいる。店内の雰囲気とマッチした置物は洋服と共に足を運んだ際ににはチェックしたいポイントだ。
-立ち上げ時の思いや理由は何ですか。
学生の頃から古着が大好きで、自分の店を持つことが夢でした。なので、うれしい気持ちもありましたが、不安のが大きかったかもしれません。

Grandberry Jamには古着だけではなく新品の洋服をいくつか置いてある。自分のライフスタイルにうまく溶け込むチョイスをされているので、古着のコーディネートにもハマってくれる。
-お店作りのこだわりは何ですか。
店内は「色々詰め込まれた倉庫やガレージ」のようなイメージです。
で、商品はただ並べるだけではなく、見やすくて、見てて飽きないよう並べる事。

フィッティングルームにも拘りが垣間見える。試着する際にもGrandberry Jamの世界観を肌で感じる事ができるだろう。
-買い付けに行く際の目線やポイント、大事にしている事は何ですか。
流行っているからという理由で、自分の好きではないものは仕入れないようにしています。
あくまで、自分の良いと思えるもののみを仕入れる、という気持ちです。

店内に入ってすぐのトルソーにはショルダーバッグや帽子など小物使いがされており、コーディネートのアイデアが溢れ出てきてしまう。
-ご自身が感じる古着の魅力は何ですか。
多少のその時代の影響はありますが、大きく流行りの形で作られたものではないものなので、飽きず、ずっと着られる事です。
また、着方によってそれぞれ違った見た目になるので、同じアイテムでも人と被ることは少なく、その人の個性として着れるものが多いのが魅力です。
だれが着ても、「頑張っておしゃれしてます!」っていう感じが出ないで、自然としたこなれた感じが出るのも魅力です。
あと、スペシャルヴィンテージは別ですが、このクオリティーで、古いという理由だけでこの値段っていうのもやはり魅力です。

70年代復刻モデルのコンバースCT70。日本未発売のこのモデルは、見た目もさることながら、履き心地もアップグレードされている。カモフラージュ柄もコーディネートのワンポイントになってくれる。
-今まで出会った古着の中で一番感動した物は何ですか。
はじめてお金をためて買ったヴィンテージジーンズ。

リーバイスのオレンジタブ。1960年代後半に誕生しました。 そこそこ支持され、長く続いたライン。 オレンジタブのモデルとして有名なのは606だ。
-洋服を好きになった理由は何ですか。
-ご自身のコーディネートする際のポイントを教えてください。
おじさんなので、極力汚く見えないように心がけています。

限られたスペースでここまで遊んでいる古着屋はそうそうありません。ヴィヴィットな色合いのキャップやディスプレイアイテムがこのお店の雰囲気を一層底上げしてくれている。
-ご自身にとって”ファッション”とは?
人からの第一印象を決めるツールであり、自己表現できるもの。
そして、自分の気持ちを高めたり、自分自身を楽しい気分にさせるための、自己満足のためのツールでもあると思います。

グランベリージャムのレディースのルック提案。古着ながらも綺麗に見えるのは繊細な色遣いのおかげだろう。飾られたフラワーや店内装飾の力も相まり思わず全身で買いたくなってしまう。
OWNER RECOMMEND ITEM
Levi’s 501 made in USA
80年代90年代のLevi’s 501がサイズ毎に並んでいます。陳列されているものはすべてmade in USAに拘り、なるべくサイズが欠ける事のないように買い付けされています。501の歴史は古くシルエットは太いイメージのあるヴィンテージですが、70年代を皮切りに細身にシフトチェンジしていきます。太すぎず細すぎずのシルエットはとても綺麗で他のアイテムにも合いやすく、コーディネートの幅が広がます。まさに古着の501を探していた方はもちろん、初挑戦してみたい方も、自分に合った最高の1本がきっと見つかるでしょう。
VINTAGE CAPS
オーナーである中島さんの拘りが見える帽子が店内には数多く取り扱いされています。ミリタリーものからアメリカ製やイギリス製など、形もキャップやニットキャップまでバリエーションがとても豊富です。普段帽子をあまりかぶらない人でも、お気に入りの一つに出会える事でしょう。
最後に
古着に慣れた大人からこれから古着を知っていく若者たちまで、ファッションフリーク達を唸らせる名店。一度扉を開けてしまえばもう古着の虜になってしまうことでしょう。未だに初めて足を踏み入れたその時の感動が頭から離れない。古着屋でここまで世界観を作り出せるお店はそうありません。そう断言できるほど魅力的な商品と人の力が集まった「グランベリー・ジャム」是非、一度足を運んでみてください。

〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-7-1
TEL:03-3315-9557
営業時間:13:00~21:00
定休日:なし
※knowessenceのinstagramにて店内の動画を配信しております。雰囲気や映像で店内を見たい方は是非ご覧ください。