S.O(ソウ)とは
高円寺駅を南口を歩くと鮮やかなグリーンが目に入る。高円寺の古着屋が好きな方なら一度は訪れたことがある名店「S.O(ソウ)」の入り口だ。アメリカヴィンテージを中心にアウトドアとミリタリーを絶妙に取り入れた商品構成とリーズナブルな値段が強み。アイテム毎に大量納品があるケースが多い為、商品を比較検討しながら選ぶこともできる。
STORE VIEW
階段を降りると店内のエントランスはトレンドを押さえた高円寺らしいコーディネートのトルソーがお出迎えしてくれます。
エントランスすぐ奥には今すぐにでも着たくなるアイテムが並び、気取りすぎず肩肘張らないラフなコーディネートを楽しむことができます。
レジ前にはNIKEやパタゴニアなどアウトドアやスポーティーなアイテムが並んでいる。
店内一番奥のエリアには、ノースフェイスなどアウトドアには欠かせないアウターが並び、高円寺デートに着て行きたくなってしまいます。
レジ横に今が旬の一押しアイテムが陳列されており、壁面に掛かるヴィンテージアイテムにも目が行ってしまいます。
OWNER INTERVIEW
-お店のコンセプトを教えてください。
1930年代~1990年代のアメリカンカジュアルを中心にヴィンテージ・オールド・レギュレー・アウトドアアイテムなどをリーズナブルな、お値段で提供出来る事を心がけています。
-お店の名前の由来を教えてください。
僕、個人的な事なんですが、好きな古着屋さんの場所は分かるのにお店の名前が分からない事があるので、それなら覚えやすく簡単で短い名前の方が良いと思い「S.O」ソウって名前にしました!
-立ち上げ時の思いや理由は何ですか。
10代の時から洋服を買いに古着屋さんにしか行った事がないくらい古着が好きでそれなら自分で古着屋さんを始めようと思い独立を考えました。
古着屋さんで働いた経験もなく、販売の経験もありませんでしたが、ただ古着が好きで大好きな古着の街、高円寺にお店を出す事が出来たのが、2009年になります。
-お店作りのこだわりは何ですか。
自分自身が行きたくなるようなお店、状態の良い物をリーズナブルなお値段で提供出来る事を心がけています。商品量も多すぎず少なすぎず、見やすく快適にお買い物して頂けるような空間作りをしています。半地下の店で入りづらいところもあると思うので、店内は明るくアットホームでまた来たい!と思ってもらえるような接客を心がけています。
-買い付けに行く際の目線やポイント、大事にしている事は何ですか。
アメリカへ行き、商品(洋服)の仕入れをするのですが、日本ではあまり売られていない珍しい商品がたくさんあります。面白いもの、可愛いもの、目新しいもの…見ているだけで興味をそそりますが、全ての商品をお客さまにご紹介するのは凄く難しい事です。自分が学んできた古着の知識をフル回転させ今の流行を抑えながらも自分の好きなジャンルのアイテムを仕入れする事を心がけています。-ご自身が感じる古着の魅力は何ですか。一点ものに出会える、探していたものに出会えるという宝探しみたいなところです。古着屋さんに入った時の、なにがあるだろうと言うワクワク感も魅力だと思います。
-洋服を好きになった理由は何ですか。
髪型、化粧と同じで洋服選びは自己表現できるひとつの方法だと思っています。その中でも他と被らない自分だけのスタイルができるのが古着で洋服というより特に古着に魅力を感じるので気が付けば服を好きになっていました。
-ご自身のコーディネートする際のポイントを教えてください。
自分らしさを大切しており、サイズ感・カラー全てにおいてバランスが大事だと思っています。誰かの真似をするのではなく、自分が着たい物をどう着こなすか。頭から足先までしっくりくるコーディネートをできた日はテンションがあがります。
-ご自身にとって”ファッション”とは?
自己表現と生活する中で必要不可欠なものです。
最後に
S.Oは主張やインパクトのある商品ではなく日常で着やすい上質な洋服が多く並んでいます。整理整頓された店内と綺麗にアフターケアされた商品が手に取るお客様への確かな気持ちを汲み取ることができます。そして商品の魅力もさることながら働くスタッフの明るい笑顔がとても特徴的でした。人当たりもよく明るい雰囲気で常連さんもとても多いそう。仕事帰りや学校帰りについ立ち寄ってしまうそんなお店です。是非、一度足を運んでみてください。