F-2(フィールドジャケット)の歴史と特徴

M-65やM-43などミリタリーだけではなく、様々なブランドでデザインベースになっているアメリカ軍のフィールドジャケットは定番です。F-2(フィールドジャケット)はユーロビンテージの中でもエスプリを感じるフランス軍のジャケットです。ミリタリーらしい耐久性とデザイン性、ヨーロッパらしい見た目がファッションとしての着こなしにアクセントをつけてくれるでしょう。今回はそんなF-2(フィールドジャケット)の歴史や特徴、コーディネートをご紹介いたします。


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F-2(フィールドジャケット)の歴史


1964年にM-64が採用され、その後F-1に改良されました。その熱帯地域用に作られた為生地が薄いF-1の耐久性に問題が生じ、さらに改良と変更が行われたのがF-2になります。90年代に入ると、F-2ジャケットにはCE迷彩(Central Europe Camouflage=中央ヨーロッパ迷彩)のカモフラージュパターンが追加されました。2000年代に市場に多く出回ったF-2ですが、フランスでは1996年まで徴兵制があり、余剰品が後染めで色を変えたりリメイクがあって市場に出たという歴史もあります。

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F-2(フィールドジャケット)の特徴


F-2(フィールドジャケット)はフランス軍の中でも人気が高く、普段の着こなしがしやすく汎用性も高いミリタリージャケットです。M-64シリーズのサテン300というコンバットジャケットからの系譜であり、デザインや機能は現代にまで踏襲されています。フランスならではの縫製や美しいシルエットは健在です。そういった特徴から、様々なコーディネートを楽しむ事ができ、カジュアルからジャケット代わりまで幅広く合わせる事ができます。

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「両胸の縦型ジッパー」

F-2(フィールドジャケット)の両胸には縦型の開閉ジッパーがついている。F-1とF-2は閉めるとジップが上に来るのに対し、サテン300は下に来る。縦についていると中に入れた物の取り出しがしやすい。

 

「美しい襟」

フランスらしい綺麗な襟はF-2(フィールドジャケット)の中でも存在感がある。ジャケットとしても羽織る事ができるので、シャツやスラックスなど綺麗目に合わせてもかっこいい。

 

「風を防ぐウインドストラップ」

F1では一度廃止された仕様ですが、首回りの保温性と防風機能を兼ね備えた仕様だ。サテン300との違いはストラップの長さが違い、F-2は胸の辺りまでとなっている。ちなみにサテン300はフロントのフラップの下までついている。

 

F-2(フィールドジャケット)のオススメコーディネート


デザインが少し入っているがシンプルで綺麗目なパンツから、インナーと巻物までモノトーンで全体の統一感を出しているコーディネートです。シンプルながらもミリタリージェケットが程よい外しになっており、全体のバランスを整えてくれています。またジャケット感覚で羽織る事が出来るのもフランスらしいファッション性の高さが物語っています。フランス軍のジャケットを切る際には、参考にして見てください。

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