MK3(フライトジャケット)の歴史と特徴

フライトジャケットと聞くとMA-1やG-1、A-2などアメリカ軍で採用されていたジャケットが数多く存在しています。ご紹介するMK3(フライトジャケット)は、イギリス空軍部隊(Royal Air Force)で長い間使用されており、厳しい環境に耐えるために軍人たちを支えてきました。そして現在では、ヨーロッパのミリタリーらしい洗練されたデザインと機能が多くのファッショニスタ達を魅了し続けています。今回はそんなMK3(フライトジャケット)の歴史やデザイン、特徴、コーディネートや着こなしをご紹介していきます。

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MK3(フライトジャケット)の歴史


MK3(フライトジャケット)は、イギリス空軍部隊(Royal Air Force)にて1960年代から2010年頃まで約50年間採用されていました。その間細かいディティールの変更はありましたが、デザインに大きな変更はなくそれだけ信頼度の高いジャケットです。2010年頃に後続となるMK4に変更となった訳ですが、素材がゴアテックスにはなったがやはりその姿に大きな変更はなく、長年愛用されたデザインは代の変わった現在でも着用されています。

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MK3(フライトジャケット)の特徴


フライトジャケットならではでもある、余裕のある腕まわりとショート丈のデザイン、丸みを帯びたシルエットのバランスは、ミリタリーウェアでありながら野暮ったさが抑えられた洗練されたデザインが魅力です。表の生地には高密度で強度の高いベンタイルコットンを使用していたりと、防風性や防寒性に優れているので、冬の寒い時期にも活躍してくれます。

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「収納式のフード」

背面の襟裏にはフードが収納されており、急な雨や風を防ぐことが出来ます。取り外しが出来るものやフーデットも多くあるミリタリーアイテムですが、格納できることでよりスタイリッシュな見た目になります。フード付きのインナーを使う事もできるので、コーディネートの幅を広げてくれます。

 

「フロントのスラッシュジップ」

フロントにある特徴的なスラッシュジップは、大きな容量の収納性と出し入れのしやすい腹部位置にポケットを備えています。実用性とデザイン性を兼ね備えた仕上がりです。多くのブランドのデザインソースになった事も頷くことが出来るデザインです。

 

「袖のペンポケット」

左腕の側面にはペンポケットが付いており、フライトジャケットにはよく見られるデザインです。アメリカ軍でいうところのシガーポケットで、実際にペンを差すこともあったと思いますが、デザインとしての意味合いが強いディティールです。

 

MK3(フライトジャケット)のオススメコーディネート


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ミリタリーらしさを損なわず、アースカラーで全体をまとめたコーディネートです。足元のブラックのスニーカーとニットキャップでモダンな印象に、パンツはベージュのチノパンで普段使う事の多いアイテムを選んでいるので取り入れやすいですね。ミリタリーアイテムを使い色のトーンを合わせると、ミリタリー感が強くなってしまいがちですが、絶妙なサイズ感とバランスでモダンな着こなしになっています。無骨になりすぎない程よくリラックスしたスタイリング、ぜひ参考にしてみてください。

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