ミリタリーの定番ボトムスとして安定した人気を誇るカーゴパンツ。現在では、様々なシーンで活用できるファッションアイテムとして広く一般的に履かれていますが、その起源や歴史は意外と知られていないもの。M-51(フィールドカーゴパンツ)は、カーゴパンツが6ポケットになった最初のモデルで、両太腿のポケットにフラップが付いたことも併せ、現在のカーゴパンツの原型とも言われています。膝を曲げやすいように膝の部分にタックが入るなど、機能性を画期的に向上させたモデルです。今回はそんなM-51(フィールドカーゴパンツ)の歴史やデザイン、特徴、コーディネートや着こなしをご紹介していきます。
M-51(フィールドカーゴパンツ)の歴史
M-51(フィールドカーゴパンツ)はM-51(フィールドジャケット)と共に1951年に正式採用された米軍の野戦服です。極寒の気候下で使用する防寒ようのオーバーパンツとして開発されており、ライナーが取り付け可能などっしりとしたシルエットが特徴的な一本です。後継モデルのM-65(フィールドカーゴパンツ)へ移行するまでの十数年にわたってかなりの本数が生産・支給されてきましたが、今現在ではデッドストックはほぼ枯渇状態で状態の良いUSEDに関しても数が非常に少なくなってきています。
M-51(フィールドカーゴパンツ)の特徴
M-51(フィールドカーゴパンツ)とは、とは、1951年に作られたモデルの事で、ややユッタリめのストレートなシルエットは、ストリートファッションの定番です。カジュアルでも、10年以上にわたって定着した感のあるアイテムですが、希少なため復刻版も多くなってきています。シルエットは後継のM-65(フィールドカーゴパンツ)同様太めで、タイトなトップスなどと合わせたら非常に格好いい。半世紀以上前に作られたのにも関わらず、今見ても存在感が他とは一線を画すパンツです。
「大容量のカーゴポケット」
「万能なサイドストラップ」
「着こなしに変化を与えるヘムドローコード」
M-51(フィールドカーゴパンツ)のオススメコーディネート
イタリア親父の休日。ディティールの多いM-51(フィールドカーゴパンツ)は極力シンプルに着こなすとまとまりやすい。柄の無いコーディネートでもパンツが上手くアクセントになって奥行きのある雰囲気に。シンプルになり過ぎないようにアイウェアやブレスレットは必須アイテムです。ワイルドでモテそうな雰囲気ですよね。是非参考にしてみてください。