最近ファッション業界で古着だけではなくミリタリーは注目され、様々な素材やデティールを踏襲し数多くのミリタリー由来のアイテムが生み出されています。メンズ、ウィメンズ問わず人気を博し、普段のワードローブに取り入れやすいシャツの中で、今回はCPOシャツにフォーカスを当て歴史やデザイン、特徴、コーディネートや着こなしをわかりやすく紐解いていきます。
CPOシャツの歴史
CPOシャツはアメリカ海軍に採用されていた、甲板作業のときに着用していたウェアがオリジナルです。C.P.O.とは「Chief Petty Officer」を省略したもので、アメリカ海軍の下士官のことで、彼らに支給されたシャツ型アウター、ジャケットとして活躍していました。
CPOシャツの特徴
元々はピーコートのようなネイビー無地のウールメルトン生地を使用し、ユニフォームとして着用されていました。海軍ならではアンカー(錨)マーク入りの大きなボタン。着丈は短く、身幅や袖幅も大きくとられています。さらに、CPOシャツらしい大きな特徴は、両胸のボタンつきフラップポケット。このディテールがあるだけでCPOジャケットに見えると言っても過言ではないのです。
「ダブルポケット」
「アンカーボタン」
「ウールメルトン」
CPOシャツのオススメコーディネート
今のトレンドらしくオーバーサイズで着るのも気分ではありますが、あえてジャストサイズで大人な着こなしもオススメです。カジュアルでありつつもパンツを細身にすることでミリタリー感を程よく抑えてくれ、万能シャツジャケットとして活躍してくれます。足元はカジュアルにするならスニーカー、キレイ目にするならブーツや革靴で大人カジュアルを楽しむのもいかがでしょうか。参考にしていただければ幸いです。