ドレスシャツ

ディティールから紐解く。本質を知る大人が選ぶお洒落な高級ドレスシャツブランドまとめ

ドレスシャツ」といっても、たくさんの形やデザインがありますよね。その中から、どうやって自分にぴったりの1枚を探せばいいのか悩んでいる方はいませんか?シャツは人間の肌に最も近い衣類です。その為、作りの違いが着心地へ直接関わるので安価なものと上質なものではハッキリと善し悪しが分かれます。だからこそエグゼティブな方ほどシャツに拘ります。今回はそんなお洒落にうるさい大人の方へ向けた高級ドレスシャツブランドをまとめました。

ドレスシャツ

 

そもそもドレスシャツって何?!


ドレスシャツとは、ずばり、「礼服用のシャツ、およびスーツに合わせて着用するシャツの総称」で、フォーマルな場、礼服やスーツの下にネクタイとともに着用する白い無地のシャツを指す言葉です。そのため、ネクタイなしで着用するボタンダウンシャツやスタンドカラーシャツ、色や柄の入ったシャツは厳密にはドレスシャツとは呼びません。また、ドレスシャツの対義語は、「スポーツシャツ」といいます。日本では、カジュアルシャツと呼ばれることもあります。

ドレスシャツ

 

ドレスシャツを知る4つのディティール


ドレスシャツは、110cm×230cmくらいの布から、それぞれのパーツを切り出し、約70もの工程を経てでき上がると言われています。しかし、私たちがドレスシャツを購入する際に、気をつけて見ておきたい箇所は決して多くはありません。ここでは、その中でも知っているとドレスシャツの知識がぐっと深まる5つのパーツを取り上げたいと思います。

ドレスシャツ

 

「襟(えり)」

ドレスシャツ

ドレスシャツの中でも、もっともデザインが豊富で、スタイリングに大きな影響を与えるパーツです。 襟先の開きの角度や形状によって様々なデザインがあります。

 

「カフス」

ドレスシャツ

袖口を留めるバンド状のパーツです。 襟と並んで、ドレスシャツの印象を決める部分です。 袖口を折り返し、カフリンクスで留める「ダブルカフス」がもっともフォーマルだと言われています。

 

「前立て」

ドレスシャツ

ドレスシャツの前開きの上前につける細長い布のことです。表前立て(プラケットフロント)が日本で最も一般的。裏前立て(フレンチフロント)はイタリアやフランスのシャツに多いクラッシックスタイル。比翼前立て(フライフロント)は表からボタンが見えないフォーマル向けです。この3種類があります。

 

「ヨーク」

ドレスシャツ

肩から背中にかけて施される切り替えのことです。ヨークの面積が小さくなるほどフォーマルだと言われています。 中央に切り替えがあるものを、特に「スプリットヨーク」と呼びます。

 

 

FRAY(フライ)


「既製品最高峰の威厳と品格」

FRAY(フライ)は1962年に、イタリア北部のボローニャにて創業したシャツブランド。スイス人の祖母をもつ“ルチア・パシン・ランディ女史”(創業者であり、現在の社長)が、祖母のレース工場を継ぐ形で始めたこともあり、布帛の扱いは繊細でエレガントと評判を呼び、最高級のシャツと謳われるようになりました。また、クラシコイタリアにも協会所属していることもあり、イタリアシャツを牽引するカミチェリアです。FRAYの一番の魅力は、何と言ってもその厳選されたファブリックでしょう。生地の宝石とも呼ばれるイタリア“CARLO RIVA社”のエクスクルーシブファブリックや同じくイタリア“BONFANTI(ボンファンティ)社”など、仕入れるのは、最高級と謳われるものばかりでFRAYが扱う生地は他者とは比べものにならないほど別格。その為、繊細でエレガントな生地は、しなやかさな肌触り、上品な光沢が際立っており、「見てわかる素材の良さ、着て感じる素材の良さ」を体感して頂けるはずです。

FRAY(フライ)

 

LUIGIBORRELLI(ルイジボレッリ)


「襟の立体感と造形の美しさ」

ルイジボレッリ

1957年に、イタリアのナポリで設けられたブランドがルイジボレッリです。研究を重ね、今でも専門の職人たちがまるでアートを生み出すようにしてシャツを製作しています。現在も、ブランドが創設された頃と同じ手法でシャツ作りを続けています。襟の立体感と造形の美しさについては写真でも一目瞭然です。襟の大きさと硬さ、カッタウェイのバランスなど全てが完璧で、センツァクラバッタ(ネクタイ無し)でもネクタイをしても、非常に美しい形に決まります。ルイジボレッリのシャツはイタリア的な華やかさのある造形でありながら、まるでイギリスのシャツのような堂々とした雰囲気を持っています。これはフィナモレやピッコロを始め、他のナポリシャツからはそれほど感じられないことなので、世界のラグジュアリーブランドたるルイジボレッリの個性なのかもしれません。

LUIGIBORRELLI(ルイジボレッリ)

 

BARBA(バルバ)


「イタリアの色気が漂う上品な一枚」

バルバ

BARBA(バルバ)は、1964年にAntonioBarba(アントニオ バルバ)とVittorioBarba(ヴィットリオ バルバ)兄弟がイタリア・ナポリで創業したシャツブランド。設立当初は、小さなシャツ工場として生まれ、優れたシャツ職人を集めて限られた顧客の為に、シャツやパジャマを作っていた事から始まります。90年代になると、その確かな縫製技術が認められ、頭角を現し、今現在ではイタリアでは最も大きいシャツブランドの一つ。また、最近ではシャツのみならず、工場を買い取り自社でジャケットを作り、その他にもネクタイなど小物も展開を始め、トータル展開できるほどにブランド力が上がっています。シャツは創業より受け継がれてきた伝統的なナポリシャツのハンドメイド技術をベースに、色とりどりのテキスタイルとバリエーション豊富な襟型など、現代的な感性を取り入れる事でクラシックとモダンさを兼ね備えています。

BARBA(バルバ)

 

Charvet(シャルべ)


「エグゼクティブの為の至高の逸品」

シャルベ

1838年、世界初のシャツ製造業の店舗として、パリのアーケード街・リシュリー通りで歴史を歩み始めました。創業者ジョセフ・クリストフル・シャルベは創業当初、ビスポークをベースにシャツを作っており、1960年代に既製服の展開をスタートさせました。シャルベは古くからからヨーロッパ中に名声を博し、イギリス、スペインの王室などいくつもの王室出入り業者になると同時に、当代一流の文化人、財界人、政治家などの注文に応じていました。その素材、作り、製法、着心地は確固たる信頼と実績が物語っています。「人体に合わせて立体的に柔らかくつくること」を理想に、一枚一枚丹念に仕立て上げられるシャツは袖を通すものにしかわからない素晴らしさがあります。身頃の脇、袖脇は1本針縫い仕上げで、生地の縁を縫い、巻いて、再度縫うことで丈夫さ、しなやかさ、肌触りが一層良くなります。

Charvet(シャルベ)

 

Turnbull & Asser(ターンブル&アッサー)


「英国王室御用達の“本物”のシャツ」

ターンブルアッサー

ターンブル&アッサーはレジナルド・ターンブルとアーネスト・アッサーの2人のシャツ職人により創業されました。 ターンブル&アッサーは時代や流行に左右されることなく「本物」を作り続けています。英国王室はもちろんのこと、米大統領、映画界、音楽界の世界中のセレブリティがリストに名を連ねています。ターンブル & アッサーのシャツの最大の特徴は、なんと言っても「ターンブルカット」と呼ばれる襟の独特の形状です。襟元から剣先にかけてゆるやかな S 字ラインを描いており、ジャケットのラペル部分から襟が飛び出すのを防ぎ、ネクタイをしない場合でも襟の形をスッキリと保つことができる工夫がされています。芯が強く分厚い襟。この分厚さが襟をキリッとした表情に保ち、美しいシルエットを首元で演出してくれます。

Turnbull & Asser(ターンブル&アッサー)

 

100HANDS(ハンドレッドハンズ)


「100人の手が作り出すフルハンドメイド」

100HANDS

100HANDS(ハンドレッドハンズ)はオランダ、アムステルダム発祥の高級ハンドメイドシャツブランドです。母体は162年前創業インドで6世代続く紡績会社。北欧州の王室御用達のセレクトショップ、名高いフランスのサルト等で、その品質及び正確さが認められ一気にブランドとして名をあげました。生産工場のあるインドでは124名の職人が裁断から全てハンドで生産を行っています。一枚のオーダーても、大量のオーダーでも、裁断は一枚ずつ行うため、チェックなどの柄合わせはピタリと合わせられているという半端ではない拘りようです。そして袖付け、襟付け、脇の伏せ縫いなど要所はもちろん、ボタンホールや剣ボロの刺繍などあらゆる箇所が手縫い。しかも非常にピッチが細かく丁寧。さらに、生地の裁断まで手裁ちで行っています。

100HANDS(ハンドレッドハンズ)

 

MARIA SANTANGELO(マリア・サンタンジェロ)


「長い歴史に裏打ちされた現代的な技術」

マリアサンタンジェロ

「MARIA SANTANGELO(マリア・サンタンジェロ)社」は、マリア・サンタンジェロ女史により1953年ナポリにて創業。近年、自社ブランドを強化。有名メゾンのOEMで培った技術とバックグラウンドには確かなものがあり、運針の細かさ、ストライプやチェックなどの柄合せ、ボディーラインの美しさなど、細部に渡り細やかな仕事が見られ、着心地の良さは折り紙付き。一度着用すると、その良さは体が忘れないとリピーターが増殖中のカミチェリアです。ブランドネームにある『2.0』とはシャツを仕立てる際に要となる袖付けとサイドガゼットの2箇所をハンドで作業していることを意味しており、シャープに仕上げた肩周りでもハンドワークのお陰で、生地と糸の動きがでるのでストレスフリーで着用出来る優秀なシャツなのです。

Maria Santangelo(マリアサンタンジェロ)

 

ERRICO FORMICOLA(エリコフォルミコラ)


「細身だがストレスを感じない着心地」

エリコフォルミコラ

エリコフォルミコラの歴史は意外にも新しく、2008年にイタリアのナポリに誕生したシャツブランドです。ブランドと同名のエリコフォルミコラはイタリア屈指のシャツブランドであるLuige Borrelli(ルイジボレリ)などに身を置き経験を積んだ人物です。創業から6年あまりでありながら今では一流のシャツブランドとなったエッリコ・フォルミコラは、現在では日本を代表するセレクトショップであるユナイテッドアローズやエディフィスなどと言ったブランドを中心に販売されており、日本でも人気を高めています。エリコフォルミコラの一番の特徴は細身のフィッティングでありながらストレスを感じない着心地を生み出していることです。マシンメイドでありながら伝統的なナポリのハンドメイド技術を駆使した縫製を絶妙に再現しています。そして、ハンドメイドを多用したシャツの様な精密な縫い目が高級感を演出しています。

ERRICO FORMICOLA(エリコフォルミコラ)

 

FINAMORE(フィナモレ )


「ナポリの伝統を今に伝える老舗カミチェリア」

フィナモレ

フィナモレは1925年ナポリの地に祖母のカロリーナが数人のお針子たちとともにナポリ中心部に小さなアトリエを開き、厳選された顧客のために100%ハンドメイドのシャツを作ったのがブランドの始まり。狭めな肩幅が特徴的なフィナモレのシャツは、その肩幅からは想像も出来ないほど動き易く、フィット感に長けています。その秘密はいせ込みと前ふりの袖付け。フィット感はありながら、身体にまったくストレスを与えず、極上の着心地です。ハンドメイドという事もあって、決して安くありませんし大量生産もしていません。ただ、逆にこれがプレミア感を出しいてフィナモレが特別なブランドであるということになります。職人さんのイズムを感じながら着用したいですね。

Finamore(フィナモレ)

 

GUY ROVER(ギローバー)


「オールマシンメイドの最高峰」

ギローバー

オールマシンメイドによる最高級のシャツを提供することをコンセプトとして、クオリティーに比べリーズナブルなドレスシャツや カジュアルシャツを発表しているGUY ROVER。1967年、ピアツェンツァにて創業されたイタリアを代表するシャツブランドです。ギローバーのシャツの安定したクオリティは、ファッション業界で厚い信頼を得ています。日本でもシャツの生産をギローバーに発注しているブランドは多数高いクオリティだけでなく、クライアントの要望にフレキシブルに対応する機動性も評価されているのです。柄合わせや美しい運針も大きな特長のひとつであるギローバーはアパレルショップにとっても消費者にとっても欠かせない存在となってきています。

GUY ROVER(ギローバー)

 

ORIAN(オリアン)


「北イタリアを代表するシャツブランド」

オリアン

北イタリアを代表するシャツブランドであるオリアンは、故ジャン・ガエターノ・オリアン氏によって、彼の理想とするシャツを追求すべく創業されました。氏はシャツ自体が主張する事や過度な装飾を排し、着る人の個性を際立たせるシャツを理想としました。そこにエレガンスがあると考えたのです。そのモノづくりの哲学は、イタリアの伝統的な職人技術と最高水準の機械技術との融合にあります。高品質な素材、優れた仕立て、美しいフォルムに定評があります。構築的で真面目な仕立てが特徴的と言われていた北イタリアのブランドも、最近では生地のセレクトを始めボタン付けの仕様など細かな部分での変化を感じます。素材的にコットンが多く、陽気な雰囲気を感じさせるFinamoreに比べますと少し真面目な雰囲気を感じさせますが、ある意味でそこが万人受けする?ORIANの魅力と言えるかも知れません。

ORIAN(オリアン)

 

BORRIELLO(ボリエッロ)


「着心地を追及する端正なものづくり」

ボリエッロ

BORRIELLO(ボリエッロ)は、Clelia Borriello(クレリア ボリエッロ)により1980年にナポリの近郊にある小さな街・バーラでワークショップを創業しました。Cleliaのアイデアと卓越した技術はビジネスとして成功し、 以来ボリエッロは、典型的な高級シャツメーカーとしての地位を固めました。BORRIELLO(ボリエッロ)のシャツの中でも“10ポイント”は、着心地に関係する箇所を中心に、袖付け、襟付け、ヨーク(肩)、ヨーク、前立て、ボタン、ボタンホール、かんぬき、ガセット、脇の手まつりの10箇所がハンドで作られています。その手作業と柔らかいシャツ地の仕立てがもたらすソフトな着心地、そしてネクタイをしてはじめて決まる襟型など、端正なものづくりの美しさは実に魅力的です。

BORRIELLO(ボリエッロ)

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