pitti uomo renata

PITTI UOMO(ピッティウォモ)とは?【会場・開催時期・ブランド・トレンド・ファッショニスタ】

皆さま、「PITTI UOMO」ってご存知ですか?最近では雑誌などでも特集を組まれていたりと、洋服好きの方なら一度は聞いたことがあると思います。今回はそんなPITTIUOMOの魅力や歴史、日本との関係性などまとめさせていただきました。

写真引用元

 


そもそも「PITTI UOMO」とは??


PITTI IMMAGINE UOMO (通称:ピッティ・ウォモ)は、 イタリアンブランドはもとより世界各国のナショナルブランド達が翌年の新作モデルを発表し、 また世界各国からそれを買い付けるために多くのバイヤー達が集う展示会です。 取り扱うアイテムも多岐にわたり、ビジネスからカジュアル、フォーマル、バッグ、靴、 アクセサリにいたるまでメンズファッションの全てが展示されています。

写真引用元 展示場内の様子

写真引用元 日本を代表するEDITERの干場氏

 


開催時期と場所は?


PITTI UOMOはファッション大国、イタリアのフィレンツェで毎年2回、 1月と6月頃に行われる世界最大級のメンズプレタポルテの見本市です。

 

賑わいを見せるPITTI UOMO会場 

pitti uomo renata

開催場所はイタリア・フィレンツェの中央駅サンタ・マリア・ノヴェッラにほど近い、中世の建造物「バッソ要塞」の約6万平方メートルを会場に、世界から約1000以上のブランドが集結。来場者も年々増加し、4日間で約3万人が来場している。

 

各々の打ち出しが光る会場内のブランドブース

pitti uomo renata

会場内では各ブランドがそれぞれの打ち出しを行なっている。写真のように、ネイビーのワントーンで揃えたディスプレイなどトレンドが明確に分かるように工夫されている。

 


どんなブランドが出店している??


出展するブランドは大小さまざまで、メジャーなところでは エルメネジルド・ゼニアやスキャバル、チェルッティのようなファブリック兼業のプレタブランド、 KITONのようなクラシコイタリアを代表するブランド、セレクトショップ御用達のベルベスト、 高級シャツのルイジ・ボッレリ、パンツで有名なインコテックスやPT01、靴のエドワード・グリーンやステファノ・ビジ、アルティオリ、 デザイナーズブランドのヒューゴ・ボスや、ミッソーニ、カルバン・クラインなどが参加しています。

日本でも大人気の「LARDINI」のブース

写真引用元 

 

NAPOLI発「ISAIA」 どのブランドも、世界観の作り出しがとても上手で会場に入るだけでも楽しめそうです。ちなみに、前もって申請を行っておけばアパレル関係者でなくとも会場内に入ることは可能です。一度は行ってみたいですよね。

写真引用元 

 


翌年のトレンドが生まれる場所・・・


PITTI UOMOでは現在日本のアパレル業界で主流の「イタリアブランド」が多く出店しています。その為に人気ブランドの打ち出す新しいトレンドにも目が離せないです。又、会場に集まる人たちを見ているだけもそのシーズンのトレンドを把握することもできるので会場に行くことや、スナップを見るだけでもトレンドを大きく掴むことが出来ます。

 

pitti uomo renata

今、日本でも大人気のプリーツパンツもPITTI UOMOで各ブランドがこぞって発表したことにより一気に大きなトレンドへと名乗りを上げました。

 

pitti uomo renata

キャメルのチェスターコートを着ている人たちがPITTI UOMOの会場の外に集まっています。こういったところからもそのシーズンや翌年のトレンドを先読みし取り入れることが出来るのです。

 


日本との関係性は??


日本からは伊勢丹や阪急などの大手百貨店やビームス、ユナイテッドアローズ、 トゥモローランドといったセレクトショップから毎年多数のバイヤー達が参加しており、 ここで発表された商品アイテムの多くが、翌年の日本のメンズアパレル市場にお目見えすることになります。又、最近では日本人バイヤーは注目され数々のSNAPサイトに載っています。

写真引用元 左.BEAMS 西口氏 右.BEAMS 高田氏

 

”CAMOSHITA UNITED ARROWS”

写真引用元

2013年 第84回 ピッティ・イマージネ・ウオモ賞「Camoshita UNITED ARROWS」が受賞。

ユナイテッドアローズのクリエイティブ・ディレクター鴨志田康人氏が手がけるブランド「Camoshita UNITED ARROWS(カモシタ・ユナイテッドアローズ)」が、長年イタリア国内外で重要な役割を担ってきた会社や人びとに授与され、ブランドの真の実力が正当に評価される「ピッティ・イマージネ・ウオモ賞」を受賞しています。勝手な推測ですが、メンズドレスを海外に発信した数少ない日本のブランドという点を、ピッティ・ウオモ協会が評価してくださったのでしょう。

 


PITTI UOMOを代表するファッショニスタ


会場の外に集まる、洒落者たち。彼らが真のPITTIUOMOの象徴です。世界中から集まる、洒落者には無数のパパラッチが群がります。トレンドや新しい着こなしなどもここから発信される機会も少なくありません。

 

「イタリアを代表する伊達男“ドメニコ・ジャンフラーテ”」

ファッショニスタ”Domenico Gianfrate”(ドメニコジャンフラーテ)着こなし術

 

「アメリカのヴィンテージ感とイタリアの融合“デニス・フリゾン”」

renata pittiuomo

ファッショニスタ“DenisFrison(デニス・フリゾン)”着こなし術

 

「ミリタリーをクラシックスタイルに落とし込む天才

“アレッサンドロ・スクアルツィ”」

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ファッショニスタ“Alessandro Scuarzi(アレッサンドロスクアルツィ)”着こなし術

 

「伝説のサルトリアを継承する男“ルカ・ルビナッチ”」

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ファッショニスタ“LucaRubinacci(ルカルビナッチ)”着こなし術

 

「正統派イタリアンクラシック“リーノ・イエルッツィ”」

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ファッショニスタ“LinoIeluzzi(リーノ・イエルッツィ)”着こなし術

 


最後に…..


いかがでしたでしょうか?この空間周りを見渡す限り洒落者ばかりでテンションも上がってしまいそうです。KNOW ESSENCEでも近いうちに取材に行こうと画策を立てています。その際はよりリアルなPITTIUOMOをご紹介させていただきたいと思います。お楽しみにお待ちくださいませ。

 

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