ANATOMICA(アナトミカ)の歴史
【ANATOMICA PARISの誕生】
「全ては過去の産物である。終わりがあれば始まりがある。」
1994年、パリ4区のBourg-Tibourgに「ANATOMICA PARIS」はピエールの手により開店した。店名の源は古くはギリシャ語のANATOME、ラテン語のANATOMIAからピエール自身により創造された言葉である。ピエールは現代のセレクトショップの源となったショップ「GLOBE」と1979年にその延長上として「HEMISPHERE」を作った後に、これまでの既成概念を打ち破り、新たなANATOMICAの概念を成立した。
“ANATOMIC TRUTH”
“BEAUTY AND TRUTH”
“TIME HAS COME TO LOOK FOR GOOD FITTING”
人体を覆う履物と衣類は構造上、元来着用するその人物を尊敬して形成される。即ち販売する商品は特別な形をしていて当然であり、多種多様な形とサイズに至る。ピエール曰く「ANATOMICAではマーケティング戦略を練ることは無い。ANATOMICAで唯一対象とされるのはスタッフを含めANATOMICAが推し進めるフィッティングを理解できる顧客だけであり、店舗スタッフが全ての商品に対して個々に採寸しそれを納得できる顧客だけである」。ANATOMICAでは単に販売するだけでなくエスプリも同時に主張する。1994年に起こったANATOMICAISMは開店当時押し売りとも誤解をうけたが、時間を経てパリ、そして世界各国の人々に認知されて広がりを見せている。特に店舗スタッフがブラナックディバイスを使用して計測するシューフィッティングには誰もが納得し多くのリピーターを招いている。
二人の重要人物
ピエールは2008年に後のパートナーとなる寺本にパリで出会う。ピエールは当時寺本がデザインしたサイドシームの無いジーンズを見て感銘を受けた。必然的に二人の関係が密になり、寺本がデザイン、ピエールがディレクションというロールが出来上がった。
既存のそれとは一線を画すフィッティングを重要視した普遍的で上質な物を作るためピエールと寺本が自ら試着を繰り返し、ミリ単位で修正を加え、ANATOMICAというスタイルを創る。本質的な部分での物作りに対する姿勢は変わらないため、めまぐるしく変化するファッションとは違い、何年にも渡って同じアイテムを作り続ける。
PIERRE FOURNIER(ピエールフルニエ)
寺本欣児(テラモトキンジ)
ANATOMICA(アナトミカ)の特徴
”ディティールへのこだわり(ミリタリーベース)”
アナトミカの定番品である、ステンカラーコート、トレンチコート等では袖付けの仕様が高度な技術を要する1枚袖のシングルラグランスリーブを用いている。1枚の生地を筒状にして作るこの袖の仕様は、肩の線がなく、どんな肩幅の方でも美しく着て頂けるのが特徴の一つとなっている。又、コートだけでなく、様々なアイテムがミリタリーべースで作られている。
“DOLMAN(ドールマン)”
モデル名となる“DOLMAN”は、ナポレオン三世時代の兵士の呼称に由来しており、当時のフランス軍の作業着がベースとなっている。身幅の広さや、アームホールの太さは動き易さを考慮したANATOMICAらしいパターン、袖口に大きく入るスリットは本来の用途の通り作業をする時にも一役買うディテールだ。小さめのスタンドカラージャケットのため、カジュアルにシャツ感覚で羽織って頂き、袖をまくっての着用もおすすめ。また、襟が低いため首元にスペースがあるDOLMANだが、そこに様々なスカーフやストールなどの巻物をするのもおすすめだ。
”618JEANS”
世界中に溢れるジーンズの中でも、ANATOMICAが目指したのは「エレガント」かつ人間の「人体構造」を元にパターンを制作した美しいシルエットを持つもの。ANATOMICAが追求した「フィッティング」重視のジーンズを通して、少しでも多くの方にANATOMICAが作る洋服の奥深さを知るきっかけになって頂ければ幸いだ。
深めの股上に、テーパードのない裾幅広めのシルエットは、クラシックな要素をくみ取りながらもANATOMICAのウェアに共通するエレガントさを感じさせる。
”定番のポケットTシャツ”
丸胴ボディで作られ、12番単糸を使用したオリジナルの肉厚生地を使用している。生地の厚みから、その強度やハードなスタイリングをイメージされる方もいるが生地の風合いを一番感じれるアイテムとなっている。シャリ感のある生地は肌にまとわりつかず、ざっくりとした風合いは見た目も満足させてくれる。
”WAKOUWA”
木型職人と12回目の見本を経て2009年秋にWAKOUWAはリリースされた。ピエールフルニエと寺本欣児が目指したスニーカーは、1944年製の米軍で支給されていたバナナデッキと呼ばれていた茶色いキャンバスのスニーカー。1944年製の雰囲気と1960年代の雰囲気の融合に成功し、完成した。
取扱店舗
TOKYO
S-building, 2-27-19 Higashinihonbashi, Chuo-Ku, Tokyo, 103-0004, Japan
- OPEN : 13:00 – 20:00
- CLOSE : Every Tuesday
NAGOYA
Nagoya flat 2F, 3-23-24 Sakae,Naka-ku, Nagoya,Aichi, 460-0008, Japan
- OPEN : 12:00 – 20:00
KOBE
3-5-10 Kitanagasadori, Chuo-ku, Kobe, Hyogo, 650-0012, Japan
- OPEN : 13:00 – 20:00 (Mon – Fri) 12:00 – 20:00 (Sat, Sun)
- CLOSE : Every Tuesday
SAPPORO
Daiichi-building 1F, 8 chome, 3 jounishi, Chuo-ku, Hokkaido, 060-0063, Japan
- OPEN : 12:00 – 21:00 (Mon – Sat) 11:00 – 20:00 (Sun)