PELLE MORBIDA(ペッレモルビダ)歴史
バッグ業界で今や飛ぶ鳥落とす勢いで躍進を続ける「ペッレ モルビダ」というブランドをご存知でしょうか?「LEON」や「オーシャンズ」と言った有名誌の編集や創刊に携わり、ファッションディレクターとしても広く知られている干場義雅氏が、2012年にメイド・イン・ジャパンにこだわって立ち上げたブランドが「PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)」です。千場氏は、ファッション界における長いご経歴において、確かなる審美眼で世界の様々な”一流品”を見てきたことでしょう。そして、それらのご経験を踏まえて到達した哲学と審美眼は本物です。干場氏の語る哲学とは下記の二つです。
「移り変わる流行よりも、普遍的で美しいスタイル」
「多くの粗悪な物よりも、少しの良いもの」
ペッレ モルビダも、干場氏氏の哲学が注ぎ込まれていることから、上質でいて、長く使えるようなシンプルなデザイン。そして手の届く価格帯ということを意識して、ブランド開発をされています。コンセプトは、旅の理想形として知られている快適で優雅な”船旅”を愉しむような大人達。つまり、”クオリティ オブ ライフ”を求める成熟した大人達という、干場氏の理想がそこにも反映されているわけです。
ブランド名の由来はイタリア語で“柔らかい肌(革)”。バックの根底となるオリジナルレシピのレザーを開発する際に、女優のデボラ・カーの”柔らかで、美しい肌”をイメージしたことから、そのように名付けられたのだとか。女性をイメージしてネーミングするあたりも干場氏の哲学や生き方が反映されており、何とも言えない説得力が生まれます。
PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)の特徴
こんなコンセプトと歴史をもってスタートしたペッレ モルビダですが、千場氏の「ファッションにとって最も重要なのは“素材”」という強い想いもあって、レザーの素材選びにはかなり力を入れています。千場氏のお眼鏡にかなう革を提供しているのは、兵庫県姫路市の松原。日本最大の革生産地として知られています。江戸時代から製革業に関わりがあるとみられる史料が存在するそうです。つまり、姫路松原エリアの革産業は、400年近い歴史を誇ると理解しても良いのではないかと思います。
“ペッレモルビダといえばシュリンクレザー”
そんな歴史ある姫路松原エリアのシュリンクレザーを採用しているのが、ペッレ モルビダなのですが、元来シュリンクレザーは、重厚な素材。しかしブランドとしては”柔らかで、美しい肌”をイメージしているものですから、革を「シボの立った質感や堅牢さを損なわないギリギリの薄さまで熟練の職人により鋤いた」と干場氏は語っています。これにより、柔らかく、そして軽やかな肌触りを実現したそうです。確かに手にとって持ってみると、革特有のヘビーな質量をあまり感じない軽量感には驚きました。
“軽量化が施されたオリジナルの金具”
金具類は、型から起こして、全てオリジナルのものを採用。しかも、これらも通常のメタルと同じ強度を維持しながら、20~30%の軽量化を実現したといいますから、レザーバックの弱点といいますか、気になるポイントを徹底して攻略しようとしたわけですね。このあたりのアプローチは非常に日本的ではないでしょか!?
“ライニングはマイクロスエード”
ペッレモルビダのこだわりは表革だけではなく、ライニングにも手触りが良いマイクロスエードをふんだんに使用しており、所有者が中の物を出し入れする際の”満足感”も追求してあります。実際使って見ると書類やPCも滑りが良いので使い勝手も抜群になっています。
PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)のオススメアイテム
ビジネスマンの必需品“ブリーフケース”
ブリーフケースはビジネスマンの必需品ですよね。シンプル且つ毎日使うものだからこそ素材やフォルムにはこだわりたいものです。このブリーフケースはペッレモルビダらしい、美しい曲線と艶のある綺麗な素材が相まってラグジュアリーな雰囲気漂う逸品に仕上がっています。内装もメイン収納部分は中にファスナージップ付のポケットがあり、2つに分かれているため、PCや書類などを整理しやすいです。そしてコンパートメントされたポケットやペン差しなど、スッキリスマートに収納できる内装でとても実用的。ポケットにはウレタンが入っているのでスマホなどを入れるのにも便利です。
大人の休日はやっぱりレザーのリュックで決まり!!
遠くへ出かける時や休日などのちょっとしたお出かけに持っていけるバッグには様々なスタイルがありますが必然的にカジュアル色の強いコーディネートになってしまいますよね。それももちろん良いことですがこのリュックサックは柔らかなシュリンクレザーの丸みが愛らしく、ファッションに遊び心をプラス。新しいのにどこか漂うレトロな雰囲気で、レザーというラグジュアリーな雰囲気がカジュアルスタイルにうまく溶け込み、スタイルを数段格上げしてくれます。フラップの下の開口部は、巾着式のドローコードで中身がしっかり見えます。サイドにジッパーもついているので、ちょっとしたものの出し入れには便利です。
どんなスタイルにも溶け込む万能クラッチバッグ
プリズムとよばれる牛革に水シボ柄の型押しを施した、傷が目立ちにくいレザーを使用しています。PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)らしいやわらかな風合いを保ちつつある程度の硬さがあり、持った時にヘタレてしまわないよう工夫されています。コンパートメントされたポケットやペン差しなど、スッキリスマートに収納できる内装。ポケットにはウレタンが入っているのでスマホなどを入れるのにも便利です。引き手がストラップになっているので、手にかけて持つのもGOOD。薄マチでシンプルなデザインでありながらも実はしっかり計算された、日本製ならではの優秀なクラッチバッグです。
最後に・・・
ペッレモルビダほど、バランスの優れたバッグブランドはないのではないでしょうか?正直、バッグを始めとした革製品は年々を値上がりをし続けていて、良いものを買おうとすれば10万円を超えてしまうことがほとんどです。その点、これだけこだわりぬいたバッグが5万円程度で購入できるのであれば売れるのも納得できます。今後も勢いとまらず大きく躍進していくことでしょう。ペッレモルビダの新しいコレクションやシリーズに期待しています。