今回ふと思い立ち、後輩達を連れて六本木のシガーバーに行ってきました。イタリアのオジサンを見ていると葉巻を加えちょっと悪そうな佇まい、そしてこなれた雰囲気。そんな姿に憧れて。後は純粋に格好つけるのが好きなのと猫をも超える好奇心。思い立ったら行動。いつも通り好きなドレススタイルで身を包み挑戦してきました。
六本木のシガーバー「le Connaisseur」に入ると薄暗い店内と、黒のウエストコートとスラックス、ストレートチップを履いた店員さんはいかにもバーの店員の様で微笑ましい。映画かドラマでしか見たことの無い様な葉巻を並べたケース。奥を覗くとカウンターバーと数席の机と椅子。さらに奥へ進むとVIPルームの様な隠れたスペースがありました。こういうところもなんとなく映画の様な雰囲気で興奮したのを覚えています.
ひとまず席に座り、何故かシャンパンを頼む。乾杯。自分達以外誰もいない店内は緊張感もありましたがお酒が入ることで少しずつ落ち着いてきました。ここでいよいよ葉巻を選びに行きます。
葉巻の種類は全部で400種類程でしょうか。値段も3000円~で高いものは5万円と高級な葉巻まで置いてありました。ここで店員さんに聞いてみると食の好みや吸っている煙草からおススメの葉巻を選んでくれました。その名も「ロメオ イ ジュリエッタ」名前からして好みです。確か1本4000円程度の初心者には良心的な価格でした。
席に着き、葉巻のカッティング方法を聞かれました。どうやら葉巻にはカットの方法が主に二種類あり、カットの方法で風味の出方が変わるという事と口当たりに変化が起きるらしいです。
パンチカットを選択し口につけふかしてみる。何とも言えない味わい。個人的には燻製のハムとウイスキー、木炭、これらが続いて訪れるような不思議な感覚。これが香りを楽しむということなのか。正直に言うとお世辞にもおいしいとは思えなかったです。20代にはまだ早いのか。
ただ、連れの後輩をみてスーツに葉巻、そのフォルムは何ともいえない格好良さがあります。個人的には葉巻には雰囲気を嗜むという別の良さもあると思いました。そしてお酒と一緒で続ければ続ける程、旨味や深味も知れるのではないかと思います。今後も続けて通ってみたいと思います。
※パンチカットとはキャップに穴を開ける方法で、ヘッドやラッパーがほどけたり、切り損じをする心配がありません。カットでラッパーが痛みやすい非常に古い葉巻や乾いた葉巻などにダメージを与えたくない場合に、簡単にカットできます。また、RG(リングゲージ)の大きな葉巻でギロチンやシザーの刃が入らない場合は、パンチカッターで複数の穴を開けてやるなどの方法が有効です。ただ、パンチカッターの刃を奥まで刺し込むと逆にダメージを与えてしまったり、バインダーくずが喫煙中に出てきたりします。フラットカットに比べ断面が小さくなるので、葉巻の喫味を若干強く感じられるようです。実はVカットという裏技もあるみたいですが、ここでは省かせていただきます
今回はパンチカットを選択しましたが次回は是非フラットカットで試してみます。