春から夏にかけてコディネートアクセントに出来るファッション小物といえば「巻物」。単調でシンプルな春夏のコーディネートにうまくスパイスを加えてくれるアイテムでもあります。そして朝晩の気温の変化の激しい春はさらに重宝するアイテムです。しかし、多くの小物中でも素材の善し悪しでエレガントにも貧相にもなってしまうのも事実。今回は、本物を求める男に選ばれるストールにフォーカスを当てて注目ブランドをご紹介します。
ファリエロサルティ(Faliero Sarti)
「シャネルも唸る肌触り」
創業は1949年イタリアのフィレンツェ。創業者はファリエロ・サルティ氏。イタリアを代表する最高級テキスタイルメーカーとしてシャネルやアルマーニなど一流ブランドにも生地を提供し、世界のファッションビジネスを支えてきました。1992年には創業者ファリエロの孫にあたるモニカ ・サルティがクリエイティブ・ディレクターに就任彼女が新たな形で最高級ストールのコレクションをスタートしましたひとつひとつ丁寧に織り上げられているため、独特な心地良い肌触りはもちろんのこと、デザインについても単なるストールというよりは芸術作品とも表現できるほどの刺繍やレースが施されたものもあり、コレクターが続出しています。ボリュームのあるストールを探している方にはとてもピッタリなブランドです。肌触りもとてもよく、巻いているだけでもお洒落に見せることができます。個人的には、トレンチコートとのコーディネートが好きでよく合わせていますが垂らすだけでもOKなので、初心者にも扱いやすいと思います。
デスティン(DESTIN)
「計算尽くされた長さ設定」
イブサンローランやエルメスのコレクションを手がけたデザイナーが立ち上げたイタリアのストールブランド。現在ではセレブをはじめ海外の有名メゾン、国内の有名セレクトショップなどで注目を集めています。ストールの長さは、巻いたときに一番綺麗に見えるように計算されているというこだわり。長毛のカシミアを使ったクオリティの高い上品なストールは首周りを柔らかく優しく包み込んでくれます。比較的にポップな柄使いがうまいブランドで、デイリーカジュアルな装いにピッタリです。
アンドレアス(ANDREAS)
ストールブランドとして人気を博した「VALBISENZIO」から派生したオルタナティブライン。今日のイタリアにおけるマニュファクチャーの理想形を実現すべく立ち上げられたテキスタイル専門ファクトリーです。日本ではセレクトショップから人気に火が点き、目利きのファッショニスタや雑誌のスナップ、口コミなどでじんわりとその魅力が広まっています。 デザインは大自然やハンドペイント、透かし模様といった、ナチュラル性にインスパイアされたものを得意とし、独自の世界観を確立させています。 価値ある個性とユニーク性を魅力に、スカーフ、ショール、ラシャ、アクセサリーといった多彩な商品が膨大な数存在。そのひとつひとつに高いクオリティと、ふたつと無い存在感が宿っているのが人気の秘密です。
アリアンナ(ARIANNA)
「世界数台の手織り機が作り出す上質な一枚」
【ARIANNA(アリアンナ)】 1984年に創業したイタリアの老舗ネックウェアブランド。イタリアでも大変希少な1800年代の骨董品と言われる手織り機械を使用し、職人によって1つ1つ作り出された最高級のアイテムを展開するイタリアのブランドです。
このブランドの特徴は1800年代に使われていたアンティークの手織り機を独自に改良し、それを熟練の職人が使って製品を生み出しているということです。上質な素材からくるエレガントな光沢感、滑らかな肌触りはもちろんの事、手作業のみ作ることのできるふんわりとした立体感と、人間らしさを感じる風合いがとても素晴らしいです。
最後に・・・
いかかでしたでしょうか?まだまだ、おすすめしたいブランドもありますが今日はこの辺りでおしまいにします。巻物はお洒落だけではなく、襟裏の汚れをも守る事もできます。良いコートに良いマフラー。気温の変化を楽しく乗り切りましょう。