本質を知る大人の逸品vol.10「JM WESTON“シグニチャーローファー180”」

皆様はコインローファーの代表的なブランドを挙げるとするのであれば、どのブランドを真っ先にイメージしますか?アメリカを代表する革靴ブランドのオールデンやイギリスの老舗のクロケット&ジョーンズなどを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、私の考える最もモダンでエレガントなコインローファーは今回ご紹介させていただく「JM WESTON“シグニチャーローファー180”」です。様々なジャンルのスタイルを好むファッション蔵人から愛される魅力を紐解いていきます。

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「JM WESTON“シグニチャーローファー180”」とは


「JM WESTON“シグニチャーローファー180”」は、ジェイエムウエストンのアイコンシューズ。1946年に誕生したこのローファーは、当時他にはない独自のシルエットで一世を風靡。スタイルや時代に捕らわれない履きこなしを可能にし、人々に個性を表現する自由を与えました。ジェイエムウエストンのノウハウは、120年を超える歴史から受け継がれた伝統技術の賜物。リモージュ工場の優れた職人技や普遍的なデザインを守りつつ、新しい革や製造における新たなディテールを常に追求し、履く者の歩行を快適にするために進化を続けているんです。

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「70年以上変わらないラスト“#41”」

200以上の試作モデルを経て試行錯誤の末生み出された一足。使用されているラスト「#41」は、足の形に沿った快適かつ普遍的なシェイプを特徴とします。驚くことにこのラストと製法は、誕生から70年以上が経った現在のモデルでも変わらず採用されています。大統領や政治家、そしてレジスタンスな若者たちまでが履いた「180 シグニチャーローファー」は、フレンチトラッドのアイコンとして今や世界的に愛される存在となっています。

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「優しく包み込まれるようなフィット感」

ジェイエムウエストンの靴の特徴は、エレガントなデザインと高い機能性にある。リブテープで接着しないグッドイヤーウェルト製法は、このブランドならではのこだわり。また、履けば履くほど足を包み込む最高のフィット感を得られるという点も、このブランドが支持され続ける理由の一つです。適度なボリュームのコバは、「180 」にちょっとした貫禄を備えさせます。中底を甘皮状に切り起こし、そこにすくい縫いを入れるという溝切り式を採用しているので足の曲線に合わせて革がなじみ、包み込まれるようなフィット感が実現できます。

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「二か月費やされて完成する一足」

「180 シグニチャーローファー」は、フランスの中部に位置する都市、リモージュにあるジェイエムウエストンの工場で製造されています。この場所では、実に195名以上の職人が腕を振るう。1足のローファーを制作するのに費やす期間は、およそ2ヶ月。皮革の裁断やアッパーの縫合、靴底の裁断、組み立て、艶出しなど、完成までに150もの手がかかっています。一つひとつの技術が結晶であり、カーフスキンのライニングのような持ち主がすぐに体感できるものもあれば、コットンを使った縫い糸など全く見えないディティールにもこだわりが隠されているんです。

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「自分に合うサイズが必ず見つかる」

ある程度サイズ調整が可能な紐靴と異なり、ローファーはサイズ選びをより慎重に行わなければなりません。通常は5mm展開しているシューメーカーがほとんどの中、ジェイエムウエストンでは4mmピッチでサイズを展開。さらにワイズ(横幅)に関しては、タイトフィッティングのみであったラストも現在では6種類(A/B/C/D/E/F)を取り揃えています。革靴業界広しと言えど、ここまでのサイズバリエーションを展開しているシューメーカーはジェイエムウエストンを置いて他にないでしょう。

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「JM WESTON“シグニチャーローファー180”」の魅力を紐解く


「究極の“普通”」

デザインは至ってシンプルで、コインローファーの王道デザインであるハーフサドル仕様。しかしシンプルだからこそ、素材の美しさや細かい造形が際立たされている。

 

「王道のフレンチトラッド」

ややショートノーズ気味のトゥには、「180 シグニチャーローファー」の”顔”とも言えるUチップモカシンが施されている。アメリカ製のローファーとはまた違った、フレンチトラッドな佇まいだ。

 

「女性を彷彿させる美しいヒールカップ」

ヒールカップの縫い合わせも丁寧。ウィールも実に綺麗で、いかに細かい部分までこだわりを追求しているかが窺える。

 

「見えない部分への拘り」

アッパーだけでなく、本来所有者にしか見えないライニングの品質も秀逸。しっとりと滑らかな肌触りで、靴の内側からもレザーの上質さを堪能できる。ムレに強く快適に履けるため、見た目だけでなく機能面でも嬉しいポイントだ。

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