N-3B(フライトジャケット)の歴史と特徴

冬のアウターとして防寒性に優れ、ミリタリーだけではなく様々なジャンルで活躍するN-3B。1950年代に登場し、真冬の寒さを凌ぐミリタリーアウターとして、MA-1(フライトジャケット)と並んで世界各国で親しまれるアイテムです。機能とファッション性に富んだN-3Bは現代でも幅広い年代のファッショニスタに愛されています。ダウンジャケットやコートだけではない着こなしが楽しめるN-3B(フライトジャケット)の歴史や特徴、コーディネートをご紹介いたします。

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N-3B(フライトジャケット)の歴史


第二次世界大戦と前後して登場したナイロンフライトジャケットの一つで、「航空機搭乗員用 フード付属ヘビー・ウエザー・ジャケット」とも言います。1945年に採用されたナイロンフライトジャケットの名作N-3から派生したモデルです。50年代に入ると空軍独立によりエアフォースブルーとなったN-3A。エアフォースブルーが目立ち過ぎるという理由からセージグリーンを採用したN-3Bが登場します。現代に到るまで様々なマイナーチェンジを繰り返し極寒冷地用パーカーとして地上用ユニフォームとなりました。

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N-3B(フライトジャケット)の特徴


-10℃〜-30℃という極寒地での着用を目的として開発された為、防寒性は全幅の信頼をおけるフライトジャケットです。狭い軍用機内で操縦するパイロット向けではなく、輸送機や救難ヘリの搭乗員や地上勤務隊員用として着用されていました。元々のサイズ感が大きいのは、通常のフライトジャケットの上からでも羽織れるようにする為です。保温のための工夫が随所に散りばめられており、計算されたそのディティールは着て納得出来るはずです。

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「寒さから守る為のフード」

顔回りや首を寒さから守る大きなフードが取り付けられている。吹雪の中や悪天候でも視界が確保できるように考慮された設計となっており、年代によって素材の違いはあるが周囲には毛足の長いフェイクファー、フードの裏地もボア張りになって保温性に優れた仕様になっている。

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「フロントのストームフラップ」

フロントは、ファスナーとボタンで留める仕様。ジッパーの隙間から寒風が侵入するのを遮断すると同時に、ジッパーの凍結を防止するストームフラップを重ねています。また、手袋をしたままでも取り外しが出来るようにボタンは大きめに作られている。

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「2重構造の袖口と大きめのポケット」

袖口を延長し、ニットリブを内側に隠すことで冷気が入り込むのを防ぐインナーカフ仕様。ポケットも前述のボタン同様に手袋をしたままでも出し入れがしやすくなっている。

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「ウエストを絞るドローストリング」

腰回りのダボつきを抑えるのと共に、裾から入り込む冷気や風を遮断するために、内側にドローストリングを内蔵している。

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N-3B(フライトジャケット)のオススメコーディネート


映画ファイトクラブやアウトサイダーで人気を博したアメリカの俳優のジャレット・レトの着こなしです。オールブラックでまとめ、腰には赤いチェックのネルシャツをまきアクセントにしています。ミリタリージャケットをうまく日常に溶け込ませています。今回はこの様なロックテイストにもハマるコーディネートをご紹介いたしました。

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