A-2(フライトジャケット)の歴史と特徴

第二次世界大戦時に活躍したA-2ですが、終戦後 本来軍に返却しなければならないにも関わらず、紛失扱いにして持ち帰ってしまうパイロットが続出しました。これはA-2の画期的で洗練されたデザインもさる事ながら、パイロットにとってのA-2とは一人前の証であり、誇りであり、宝物であったからです。この様な背景からA-2は「キング・オブ・フライトジャケット」として多くのファンとパイロットに愛され続けています。今回はそんなA-2(フライトジャケット)の歴史やデザイン、特徴、コーディネートや着こなしをご紹介していきます。

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A-2(フライトジャケット)の歴史


1931年に採用されてから第二次世界大戦を通じて支給されたが、1943年には標準支給ではなく、別途注文での支給に代わり数そのものが限定されました。第二次大戦中のものはほとんどがホースハイドで、初期の少数はゴートスキンとカウハイドも確認されています。ライナーは初期がシルク、その後製造数が増えるとコットンになりました。製造元によるデザイン細部の違いや色合いの違いは多く見られます。A2はジッパーが使用された最初期の軍用衣料でもあり、タロン、コンマー、クラウン、KWIK等が使用されています。1988年に再度現用のゴートスキンA2フライトジャケットが採用され、現在も支給されています。現在もその人気は高く、レプリカや納品メーカーによる民生タイプなど数多く出回っています。

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A-2(フライトジャケット)の特徴


アメリカ陸軍航空隊用ジャケットとして1931年に制式化されたのが、A-2フライトジャケット。A-1フライトジャケットの後継にあたるモデルです。 袖と裾がリブニット仕様となっていることが特徴の一つとして挙げられます。両脇にはボタン式のフラップ付きポケットが付いていますが、「ポケットに手を突っ込むことは、軍人の仕種として不適当である」といった理由から、ハンドウォーマーは備わっていません。ファスナーの上には防風性の為にウィンド・フラップがついており、 A-1に比べ遮風性、機能性が高いモデルです。

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背面は贅沢な一枚革

A-2は贅沢に背面一枚革になっています。これが”A-2風”だと2枚、3枚に分割されてたりします。更に有名ブランドでも背面にアクションプリーツ(肩の切り込み)なんかがあって、正面はA-2だけど背面はG-1みたいなのが結構多いので本物を着たい方は注意が必要です。

 

「端正なポケットのデザイン

A-2の特徴的な大型パッチポケットですが、そもそも手を突っ込めない様に出来ています。更にポケットで良くあるのが表面に剥き出しのボタンがある事。正式にはフラップの内にあってボタンは外から見えません。コレが経年変化で表に浮き出るのがA-2の魅力の一つです。

 

「選ばれし者のみ着れるレッドシルク」

戦闘で5機以上を撃墜したエースにのみ許された、ライニング(裏地)を真紅のシルクにした特別仕様。これは決してアメリカ軍の規定などではなく「ゼムケズ・ウルフパック(ゼムケの狼群)」と呼ばれ恐れられた第56戦闘航空群が士気向上の為、行ったものです。

 

「兵士たちのカスタマイズ」

高額で取引されているヴィンテージものでは、当時の兵士たちが自らジャケットに飾ったワッペンや、背中に施されたアートワークを見ることができるのもまた、醍醐味です。オリジナル溢れる一着を是非、探してみてください。

 

A-2(フライトジャケット)のオススメコーディネート


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「キング・オブ・クール “The King of Cool”」と呼ばれ、世界で最も有名といっても過言ではない映画界の大スタースティーブマックイーン。彼の着こなしは至ってシンプルながらも色のメリハリが効いたコーディネート。サイズ感が抜群なので何年も前の写真ですが色褪せない魅力がここにあります。彼の着こなしは業界関係者はこぞって真似しています。是非参考にしてみてください。

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