TAGLIATORE(タリアトーレ)の歴史
TAGLIATORE(タリアトーレ)は1960年代に創業したLERARIO(レラリオ)社が母体となり、二代目のPino Lerario(ピーノ・レラリオ)が立ち上げたブランドです。TAGLIATORE(タリアトーレ)はイタリア語で「裁断士」を意味し、両脇からウエストを絞った立体的なフォルムは卓越したカッティング技術に支えられています。さらに厳選した素材を使うことで、イタリアらしい、ファッションを楽しむ気質が注がれています。映画「バットマン」のワードローブも手がけたピーノ氏の異才が垣間見ることができます。オーナー兼デザイナーのピーノ自ら、デザインも、パターンも、生地の開発まで手がける。同ブランドのアイコンにもなっている本人のイメージ同様、艶やかなスタイリングでありながら、イタリアンテーラードをベースとした本格的な作りで、イタリア国内にとどまらず、日本など各国で爆発的な人気を誇ります。
Pino Lerario(ピーノ・レラリオ)
TAGLIATORE(タリアトーレ)の特徴
「クラシックなワイドラペル」
袖の付け位置の肩先の縫い目まで及ぶ程に広く設計された襟。細々しいラペルですとモード感が強く、若々しく頼りない印象になってしまいます。タリアトーレのラペルはとても広いうえに、体のラインに美しく沿うようなしなやかな返りのラペルを制作することで男性らしい威厳を象徴し、胸元のセクシーさを強調してくれます。
「セクシーなウエストのシェイプ」
フロントを開けて着用しても確認できるほどのウエストシェイプも、タリアトーレの特徴です。ウエストのシェイプの美しさは、イタリアで重要視される「セクシー」な要素の一つなんです。ウエストのシェイプが効いた独特の形状を実現させるには、ただウエストを絞れば良いものではないんです。ジャケットは、各部の寸法のバランスが取れて初めて成り立つものであり、独特な「シェイプ」を生み出すためには、胸幅や裾周りの寸法など、様々な箇所を計算し直す必要があります。タリアトーレが生み出すジャケットからは、相当な回数のシルエット検討の賜物と卓越した裁断スキルの高さが伺えます。
TAGLIATORE(タリアトーレ)の定番モデル
MONTECARLO(モンテカルロ)
TAGLIATOREの最も代表的なモデルがMONTECARLO(モンテカルロ)です。このモデルがきっかけでダブルブレストジャケットが世界に浸透したといっても過言ではない程の人気シリーズ。アンコン仕立てで、高いゴージラインとハイウエストからのウエストシェイプが美しい適度にタイトなシルエット。肩線が通常より後ろに入っているナチュラルショルダーが特徴です。ストイックでグラマラスなデザインはピーノ氏の拘りが詰まった最強のジャケットと言えるかもしれません。ちなみにシングルも文句無しに格好よいです。
VESVIO(ベスビオ)
型に芯地が薄く入った仕立てで、構築的な雰囲気を持つVESVIO(ベスビオ)。最もクラシックとされているタイプで、2つボタン推奨です。細めではありますが、シャープさの中にも計算された絶妙なサイズ感なので、見た目のシルエットだけでなく着心地にも是非注目していただきたいモデルです。
PINO LERARIO(ピーノ レラリオ)
業界ではPINO(ピーノ)ラインと称される男らしいワイドラペルが印象的なジャケットは、ピーノ氏自身の名も冠したダブルネーム。TAGLIATOREの通常コレクションでは表現出来ない氏の想いの詰まった特別なコレクションで、イタリアンテーラードをベースにボディコンシャスな色気のあるフィッティングと裏地など拘りのディテール、素材のコレクションも使用できるモノをかなり限定したピーノ氏肝いりのモデルです。
MUGELLO(ムジェッロ)
TAGLIATOREで最も細くグラマラスで色気のあるウエストラインが特徴のMUGELLO(ムジェッロ)。TAGLIATOREにしてはラペルも細めです。ピーノ氏がこだわり抜いて選んだ生地とMUGELLOのタイトシルエットに落とし込まれた雰囲気が抜群にお洒落です。TAGLIATOREが提案する非常に攻めたタイトなフィッティングはこのMUGELLOモデルですぐに体感できます。
TAGLIATORE(タリアトーレ)の取扱店
正規代理店はトレメッツォ。
エストネーション
ビームスハウス
バーニーズニューヨーク
シップス
アーバンリサーチ
※シーズンによって買い付けは異なる場合もございます。