S.N.S HERNING(エスエヌエスハーニング)の歴史
S.N.S. HERNING(エスエヌエスハーニング)は、1931年にデンマークにてSøren Nielsen Skyt(ソレンニールセンスカット)により創業したニットブランドです。1920年代半ば頃、ソレンは「ボブルパターン」というニットの保温性を高める技法で作ったニットを販売し生計を立てていました。ニットが評判になると、海上の雨風から身を守り、ハードワークに耐えられる頑丈なフィッシャーマンセーターを作るため、S.N.S. HERNINGを設立しました。創業者であるソレンがこの世を去った現在でも、創業当時のボブルパターンのレイアウトや縫製から仕上げ方法を守り、作られています。
S.N.S HERNING(エスエヌエスハーニング)の特徴
創業当時から変わらない製法で作り続けるフィッシャーマンセーターならではの、機能美やデザインを兼ね備えたハイクオリティなニットの仕上がりが特徴です。個性を放つ完成度の高いデザインと、独特の編み地やモード感も取り入れたシンプルさが魅力です。また、2007年にはCOMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)とのコラボを発表し世界的に有名なブランドになりました。
「ボブルパターン」
ブランドを象徴する編み方であるボブルパターン(バブルパターン)。長編みや中長編みを組み合わせたもので、立体感のある凹凸の模様を作り出し、かぎ針編みの模様のひとつです。糸の重なり合ったぷっくりとした表情が特徴で、ボリュームと厚みが出る模様です。
「ブランドを支えるニッター達」
S.N.S. HERNING(エスエヌエスハーニング)の製品は、4人のニット技術者により生み出されています。平均で30年以上の経験を持つ熟練のニッター達だからこそできること職人技なのです。中でも創業者の7人いる子供の末っ子であるHolgar(ホルガー)で、50年以上の経験を積みブランドの中心ニッターとして活躍しています。
「旧式の編み機」
ブランドの発祥の地であるデンマークのヘルニングにて旧式の機械により編まれています。現代の編み機は寸分の狂いもなく、データ通り作り生産効率とコストは確保出来ます。旧式は熟練の職人技と経験が必要なため、大量生産に向いていません。しかし、生地を編む際に糸に余計な力をかけず、編み上がった生地も強制的に巻き取りません。そのため編まれた生地は、洗いこむほどに実感できる柔らかさや、手編みのような温もり、独特の豊かな風合いを長期間保てるのです。
S.N.S HERNING(エスエヌエスハーニング)の定番モデル
「ウール フィッシャーマンニット」
ブランドを代表し創業当時からの複雑な編み地を守るフィッシャーマンセーターです。インナー使いとしても映え、しっかりとした独特のボブルパターンが印象的なデザインのニットです。厚地ながらも縦長のシルエットで野暮ったくならずにすっきりと着こなす事が出来ます。
「ウール ジップアップカーディガン」
ほど良い厚みが特徴のジップアップカーディガンです。真冬のインナーとして使え、ブルゾン感覚で季節の変わり目に羽織っても着用する事が出来ます。フィッシャーマンセーターを作り続けるS.N.S. HERNING(エスエヌエスハーニング)ならではの、シンプルな中にもぬくもりを感じさせる1着になっています。
S.N.S HERNING(エスエヌエスハーニング)の取扱店
TOMORROWLAND(トゥモローランド)
H.S.ATTIRE(エイチエスアトリエ)
Bshop(ビショップ)
etc…
※取扱はシーズンや店舗によって異なる場合もございます。