少しづつですが気温も上昇してきましたね。この時期になるといよいよ「アイツ」が主役として着れるシーズンです。合わせ方次第でどんなスタイルにもはめ込める万能アイテム。そうデニムジャケットです。しかし、万能なアイテムほど他アイテムの匙加減でダサくもイケテルコーディネートにもなります。今回はそんなデニムジャケットを大人はどう着こなすべきか2つのスタイルに分けてご提案します。
デニムジャケットの由来は?
デニムが服に使用され始めたのは、1870年代のアメリカです。そのときには既にリーバイスの基盤があり、1890年ごろには501ジーンズも誕生しています。ジーンズの方が先に誕生していますが、それからすぐにデニムシャツも製造されています。1940年代から1950年になると徐々にファッションアイテムへ変貌し始め、多くのデニムブランドが誕生し、デニムジャケットも発売されるようになりました。そのころにはすでにデニムジャケットが誕生しています。40年代から50年代のデニムジャケットはヴィンテージとしても人気があり、マニアの間では高値で取引されています。
着こなし「タイドアップスタイル」
休日だからこそネクタイを締める。たまにはそんな休日があっても良いものです。テーラードジャケットにネクタイの様なスタイルだとかっちりと見えすぎてしまいますがデニムジャケットなら、遊び感も演出できつつ休日感もだせるのでおススメです。このコーディネートの際に重要なことはまずネクタイはニットタイで合わせることです。光沢のあるシルクタイを合わせてしまうと綺麗な要素が強すぎてしまい、バランスが取れません。素材感を整えるという作業はコーディネートを組みたてる際にはとても重要で、主役であるデニムジャケットに対し、シルクタイではパワーバランスが逆転してしまいチグハグになってしまいます。
【2.革靴はモンクストラップかローファーを選択する】
このポイントも先ほどのポイント1と一緒でストレートチップ等の紐のついている革靴で合わせてしまうと、綺麗な要素が強すぎてしまい靴のパワーバランスが一番強くなってしまい、浮いてしまいます。もし、紐のついている革靴で合わせたい場合はパンツをウールのスラックスにすり替えることです。そうすることで綺麗のパワーバランスをパンツまで広げることが出来、バランスを保つことが出来ます。
着こなし「レイヤードスタイル」
着こなし「リラックススタイル」
簡単な様で意外と難しいのがリラックススタイル。2つのポイントを押さえれば一気にスタイルを格上げできます。
【1.全身をカジュアルなものでまとめない】
全てのアイテムをカジュアルな物でまとめてしまうと、リラックス感が強すぎてしまいただのワンマイルファッションになってしまいます。このコーディネートの旨いところはニットの下からシャツをチラ見せしているところ。綺麗な要素を取り入れることでグンと大人っぽい知的な印象を与えてくます。例えばシャツを入れないのであれば足元をレザーのローファーで合わせる等、一か所に綺麗な要素を入れることが重要です。
【2.スウェットのサイズ感は程よくテーパードされた物を選ぶ】
スウェットの選び方は太もも周りが程よくゆとりがあり、膝から下がタイトな物を選ぶのがおススメです。細すぎると女性的でフェミニンな雰囲気になってしまうことと、股引のような印象を与えてしまいます。太いものは言うまでもなくだらしない印象を与えてしまいます。
最後に・・・
デニムジャケットって面白いですよね。合わせるアイテム次第で色々な表情を演出してくれます。もうすぐ来る春に是非、デニムジャケットを主役にコーディネートにしてみてください。