CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)の歴史
フランス、パリから列車で1時間ほど離れたロアール地方に所在する町、シャンボール。シャンボールは1498年オーレオン公爵が王ルイ12世の地位について以来、フランス王国の所有地として栄え、またChevalier(中世の騎士)が住んでいたこともあり馬具産業が発達した街としても知られております。SELLIER=セリエとは車などの乗り物のための椅子や馬具などを作る、革の専門職人、もしくはそれらを取り扱っている専門店のことを言い、シャンボール・セリエ(CHAMBORD SELLIER)というブランド名はこの二つの言葉から生まれました。
シャンボール・セリエの歴史は60年にも及び、フランスを代表する一流ブランドの生産を手掛けてきた実績が、そのクォリティの高さを物語ります。この長年培った経験や技術・高いクォリティを背景に、2004年よりオリジナルコレクション、シャンボール・セリエを発表しました。フランスらしいエレガンスを持つコレクションは、シャンボール地方を象徴する馬具をモチーフにしたディテールが多く用いられ、革の質や仕上げの良さが引き立つシンプルなデザインが特徴です。
CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)の特徴
ブランドを象徴する”ロゴプレート”
ロゴプレートにあしらわれているシャンボール城はこの地方最大のお城で1519年より30年も掛けて建設されたもので、世界遺産にも指定されています。当時のフランス国王、フランソワ1世の趣味であった乗馬狩猟(馬に乗ったままでの狩猟)の場所として建てられたのが目的だったので広大な敷地を有しています。この特徴的で優美な城の建築家は、フランソワ1世と親交のあったレオナルド・ダビンチであると言われています。当時流行していたルネサンスの色濃い建築スタイル(2重螺旋階段もここにある)があり、フランソワ1世の庇護のもとで暮らしていたダビンチは、城の建築に取りかかる4日前に息を引きとったので、彼の最後の大作だとも言われています。
随所に取り入れられる”馬具”をモチーフにした作り
CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)のオススメモデル
「Rivau/リヴォー」
まずご紹介するのは、ブリーフバッグの「Rivau/リヴォー」。きめ細かな型押しカーフの「クレープ」は、重厚な佇まいを感じさせます。ただその一方で、四つ角のカーブラインなど、全体的に曲線が多く使われていることから、女性的な繊細さと流麗でエレガンスな面も持ち併せています。いつも男のそばに寄り添って、長く大事に扱うバッグという存在は、時に女性になぞらえることもあります。大人の男の傍らには、芯のしっかりとしたバッグを。「Rivau/リヴォー」は、いつでも素敵なパートナーとして寄り添ってくれるはずです。良き伴侶選びには、慎重且つ大胆に、そして、永く添い遂げるためには、時にはケアをして十分に注意しなければなりません。勿論、バッグのことですが…(笑)
「BORRE/ブーレ」
揉み革カーフを使用したトートバッグ「BORRE/ブーレ」。サイドにショルダーベルトを装着出来る2WAYタイプです。アウトドアバッグを起源とするトートバッグですが、「BORRE/ブーレ」が生み出す上品さや、肉厚なカーフが醸し出す重厚さは、周囲の目も惹き付けるでしょう。縦長タイプ「BORRE/ブーレ」は、スッキリとしたシルエットで上品な見た目をしていながら、揉み革のシボはやや大く、その表情は柔和。スーツからカジュアルまでスタイルを問わず、シチュエーションや服装も選ばず、いつでも側に置いておくことができます。更に、持ち物を抑えれば、このバッグ一つで、スマートに一泊旅行なんてことも可能です。トートバッグとしては珍しく、上部にジッパーが付属されています。中が丸見えになってしまうからという理由で、トートバッグを敬遠されていた方にとっては、かなりのプラス要素となるのではないでしょうか。
「LOCHES/ロシュ」
フランスのエスプリを感じさせるシャンボールの2Wayショルダーバッグ「LOCHES/ロシュ」。シンプルさを追求し、余分な物を削ぎ落とした気品溢れるデザイン。外装はソフトなシボ革Lagunを使用し、体に沿うように持てます。内張りには高級感があり、手触りも滑らかコットン生地を使用しています。荷室はA4サイズのファイルが入る大きさで、通帳が入る大きさのファスナーポケットがあります。ショルダーストラップはバックル部分で折り返し二重にするショートバージョンと、バックル部分留めてしまうロングバージョンの2通りのアレンジが可能です。ストラップの先にはホール間隔が約3cmのピンホールが4つあり、そこでも長さ調節が可能です。手提げや、肩掛けの時はショートバージョン、斜めがけはロングバージョンとスタイル合わせてアレンジ。流線形のフォルムがエレガントで、有名メゾンのファクトリーとして培ったデザイン性と作りの確かさからくる強烈な存在感があります。
「ANGERS/アンジェ」
シャンボールセリエのクラッチバッグ「ANGERS/アンジェ」。シンプルさを追求し、余分な物を削ぎ落とした気品溢れるクラッチバッグ。外装はソフトなシボ革Lagunを使用し、内張りにも表側と同じくLagunを使用。贅沢な仕様です。バッグの片側にのみマチを設けることで、全体の雰囲気を損ねること無く、中の荷物を取り出しやすくする実用性も考慮された設計。ジッパーは、閉めた際にリング留めが出来るフランスらしい気の利いた遊び心を感じさせる仕様になっています。本体内部はカードポケットのみを備えたシンプルな内装です。流線形のフォルムがエレガントで、有名メゾンのファクトリーとして培ったデザイン性が他ブランドと一線を画す雰囲気となっています。
CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)の取扱店
伊勢丹メンズ館、阪急メンズ館、バーニーズニューヨーク、エストネーション、ビームスを始め高感度な百貨店やセレクトショップでは必ず取り扱われています。オンラインショップでの購入も可能で今では日本の様々な市場で取り扱われるようになりました。ドレステリアではオーダー会等も開催されているようです。