ファティーグパンツ(ベイカーパンツ)の歴史と特徴

ファティーグパンツは、アメリカ軍人の作業用パンツとして作られました。ファティーグ(fatigue)とは、「疲労、雑役、作業服」という意味があり、正式名称は、OG107ユーティリティーパンツと言われています。OGはオリーブグリーンの略称で、107はアメリカ軍のカラーコードが由来になっています。このこのOG107カラーは1989年にウッドランドカモフラージュが採用されたため、アメリカ軍では完全に廃止になりました。今回はそんなファティーグパンツ(ベイカーパンツ)の歴史と特徴、コーディネートや着こなしをご紹介いたします。

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ファティーグパンツ(ベイカーパンツ)の歴史


歴史を遡るとアメリカ軍人の動きを最大限に高める為に、ゆとりのあるサイズで常に戦場で機敏に動かなくてはいけないためです。コットンのサテン地で作られているものが多く、50年代前半から70年代にかけての物は高い品質と履き込むほど味が出る素晴らしいパンツです。70年代後半以降はポリエステル混の物が増え、全体的な仕様も簡易化されていきます。

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ファティーグパンツ(ベイカーパンツ)の特徴


ファティーグパンツは、作業がしやすく動きやすいワイドなシルエット、ポケットもフロントとバックのみでスッキリとした見た目で履く事が出来ます。元々作業用パンツとして使用されて来ましたが、軍人だけが履くものではなかったのです。諸説ありますが、その便利さから作業に携わる人に使われるようになったのですが、特にパン屋(ベイカー)で使われたため、こうした名称が与えられるようになりました。

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「フロントのパッチポケット」

スラックスなどでよく見かけるスランテッドポケットではなく、パッチポケットになっている。他のパンツにはあまりない、ファティーグパンツ(ベイカーパンツ)の大きな特徴の一つだ。

 

「バックのフラップポケット」

バックのポケットはフラップになっている。外からの雨やホコリが入りにくい仕様になっている。これも普段から動くことの多い軍人や作業員のことを考えられている特徴だ。

 

「カーゴパンツとの違い」

ファティーグパンツが軍人の作業用パンツだったのに対し、カーゴパンツは貨物船の船員がはいていたパンツでした。大きな道具や多くの荷物を入れられるように両足の側面にポケットがついており6ポケットですが、ファティーグパンツはそれが付いていない。ジャングルファティーグパンツというベトナム戦争の頃の熱帯用に作られたものは、カーゴ同様に両サイドにカーゴポケットがついているものもある。

 

 

ファティーグパンツ(ベイカーパンツ)のオススメコーディネート


ファティーグパンツ(ベイカーパンツ)はカーゴパンツほどボリュームがあるわけではなく、細すぎないシルエットのためバランスよく着こなす事ができます。足の太さや長さは関係なく万人にハマるシルエットです。今回は、チェックシャツに短丈のブルゾン、足元はヴァンズのスリッポンでスケーターライクなコーディネートにも合わせる事ができるくらい、汎用性が高いアイテムのひとつです。もちろんミリタリーらしい着こなしやモダンなコーディネートにも対応できます。多種多様なシーンで着用できるこちらのパンツの着こなし、ぜひ参考にしてみてください。

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