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PITTIUOMO92(ピッティウオモ)速報!!BEAMSチームの着こなし。

2017年6月13日~16日、フィレンツェは連日35度超えの猛暑の中、「PITTIUOMO92」が開催されました。ドレスシーンの次年度のトレンドが決まるといっても過言ではないPITTIUOMO。ファッショニスタ達を観察すると今年も新しいキーワードとトレンドが見えてきました。今回は日本のドレスシーンを牽引し続ける,ビームスチームの着こなしをまとめさせていただきました。猛暑の中、この格好をしているという点も注目してご覧ください。(笑)

 

https://knowessence.com/fashion/%e3%80%90%e4%bb%8a%e3%81%95%e3%82%89%e8%81%9e%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%91%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%84%e3%82%a7%e3%81%a7%e8%a1%8c%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%82%8bpitti


BEAMSチーム


“西口 修平 Shuhei Nishiguci” BEAMS F Director/Buyer

イタリアのエッセンスにアメンリカントラッド、ブリティッシュトラッドの雰囲気を混ぜ込むのが非常に巧みな男。ヴィンテージウェアにも精通しており彼のリーバイスのコレクションは圧巻だ。スタイルも非常に良く180cmを越える彼の着る服はとても彼に映える。その容姿と巧みなコーディネートセンスに熱狂的なファンも多くインスタグラムのフォロワーは50,000人を越える。

引用

彼の得意とするワントーンのコーディネート。ベージュを軸に素材をコットン、ウール、スエードと起毛感にメリハリをつけて奥行きのあるコーディネートをしている。コートをあえてジャケットより短いもので合わせて軽快かつスポーティな印象も与えている。”レイヤード”この言葉はドレスシーンでも少しづつ浸透してきているが新しいトレンドとしての傾向はまだない。彼の影響で浸透するかもしれない。

 

引用

ネイビーのイタリア仕立てのテーラードジャケットに金ボタンを載せ替えるという彼らしい遊び心。又そのジャケットをグレーのスラックスにレジメンタルネクタイで合わせるというアメリカらしいオーソドックスな合わせ方だ。しかし、何故普通に見えないかというとアメリカブランドのアイテムを使用していないからだ。簡単にいうと雰囲気はアメリカで作りはイタリアということだ。野暮ったく見えず、洗練された印象で着こなす事が出来るのだ。『アメリカ』っぽい雰囲気は今度ドレスシーンで急速に浸透しトレンドとなるだろう。

 

引用

今回のピッティウオモでは一番、意外なコーディネート。ドレスコーディネートで彼の着こなす太いパンツは初めて見たかもしれない。パンツに合わせてジャケットも少しだけ大きめな物をセレクト。一番のポイントは足元のエスパドリーユだろう。全体的にボリューミーな着こなしを足元のエスパドリーユがうまくカバーしている。これぞ大人なマリンスタイル。うまく真似したい。

 

 

“高田 朋佳 Tomoyoshi Takada” Brilla per il gusto” buyer

あくまでイタリアブランドを中心に魅せ方として、様々な雰囲気を醸し出せるのが高田氏のポイントだ。彼のルールはソックスを履かない事。ほとんどのパンツがくるぶしより少し上の丈でお直しされている。普通に着こなしてしまうとバランスが悪く見えてしまうが、絶妙なサイズ感とトータルバランスで綺麗に魅せている。ちなみに、高田氏もインスタグラムのフォロワー数は39,000人を越えている。

 

引用

典型的なサファリルック。ベージュのトーンでバッグまで完璧に統一されている。通常この手の着こなしは”本物”に見えてしまい、いわゆるコスプレぽくなりがちだが彼のうまいところはジャケットと小物。ジャケットはイタリア仕立てのかなりタイトな物を選定している。全体の印象をぐんと洗練とした印象に押し上げている。又、シューズはビットローファーで鞄はCISEIのカモクラッチバッグで程よくイタリアなテイストも提示。この合わせ方の巧みさも彼の素晴らしい点だ。

 

 

引用

今回のピッティウオモで高田氏の真骨頂を見る事ができた。3ピースに、パナマハット、コインローファー。これぞ男の着こなし。35度以上の天候の中この着こなしをしていると考えると彼に金メダルを授けたい(笑)コーディネートの軸は西口氏と一緒であくまでアメリカントラッドな雰囲気を取り入れること。クラブタイやコインローファーがそれを物語っているだろう。

 

 

”安武 俊宏 Toshihiro Yasutake” BEAMS PRESS

個人的に三人の中で最も好きな男。彼の素晴らしい店はルールのない事。ルールがないからこそ様々な”スタイル”を着こなすことができる。しかし、あくまでトラディショナルなファッションを前提に着崩している点が彼のファッションを共通化させている点。デザイナーズブランドをクラシコブランドに混ぜ込んで着こなすこともお手の物。それ故、果てしなく奥行きを感じる事が出来る。

 

引用

こういった着こなしは彼の最も得意とする着こなしだ。ヴィンテージの”lee”のダンガリーシャツにフラネウールのニットをうまくレイヤードしている。彼のすごさはこの色彩感覚にあるといっても過言ではない。ヴィンテージのleeはかなり面白い色味になっているがそれに負けないパンツとニットの色味の奥行き。そして、無造作に垂らされたウエストベルトが全てのバランスを保っている。

 

引用

特徴的なスーツは、”THE GIGI”のアイテム。彼のトレンドマークといっても過言ではないスカーフを合わせている。全体をブルートーンでまとめ上げることで非常にまとまりのあるコーディネートとなっている。このスリッポンは実はALDENのアイテムとなっている。こういった、通常合わせないようなディティールのアイテムをさらっと着こなしに溶けかますのも彼の巧みなところ。非常に参考になる。

 

 

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