煉瓦亭

大人の隠れ家。どこか懐かしい洋食屋、銀座”煉瓦亭”の魅力

めまぐるしく過ぎていく時間の中、大人達は心から安息できる”隠れ家”を常に探し続けているものです。今回ご紹介させていただく銀座”煉瓦亭”はどこか懐かしい趣と古き良き洋食屋の味を守り続けている情緒あるお店です。モダンでお洒落なお店も男には必要ですが、子供に戻れるような”煉瓦亭”の雰囲気も男には必要です。こんなお店を知っているだけでも女の子に”ギャップ”を演出できるのではないのでしょうか?

引用

 


銀座 煉瓦亭


今回は、銀座にある老舗洋食店“煉瓦亭”をご紹介致します。明治28年ということで、老舗中の老舗。オムライスの元祖と言われるお店の一つとして有名です。

 

「オムライス発祥の店」とされているお店はいくつかありますが、中でも有名であり有力とされるのは、ここ東京銀座の「煉瓦亭」と、大阪心斎橋の「北極星」です。

 

煉瓦亭はもちろん、オムライスだけではなく、数々の洋食料理の元祖を作り出してきた、草分け的存在です。創業から120年以上経った今も、平日の昼食どきには開店前から行列をなすほどの人気店です。

 

引用

 


大正ロマン漂う、レトロな雰囲気


煉瓦亭」と言う屋号は、当時の銀座が別名「煉瓦地」と呼ばれる、モダンな煉瓦造りの街並みだったことに由来します。「煉瓦亭」は、江戸の情緒が残る明治初期に、創業者の木田 元次郎氏がフランス料理店として開業しました。当時は、西洋の文化を大幅に取り入れ、風俗や衣食住にも大きな変化もたらした文明開化の真っ只中。急速な近代化ともに、様々な最先端なものが人々を魅了していった時代でした。引用

 

お会計時にはレジでも面白い発見があります。なんと東京五輪の年、1964年(昭和39年)から、今も現役で使用しいるスウェーデン製のレジ。古くとも良いものを使い続ける、「煉瓦亭」らしい堅実さを感じます。

引用

 

洒落たイタリアンも良いですが、男ならこんなどこか懐かしい”洋食屋”を覚えているだけで、デートでも”ぐっと”ギャップを与えられるんではないでしょうか?

 


煉瓦亭のオムライス


「煉瓦亭のオムライス」は、明治33(1900)年に賄い食として、卵に白飯や具を混ぜて焼いたものが作られてました。時期は不明ですが、これをお客が食べたいと所望したため「ライスオムレツ」として供されるようになりました。現在はこれを「元祖オムライス」という名前で提供していますが、ライスを卵で包んでいないほぼ具入りの卵焼きと言える製法など、現在一般的に認知されているオムライスとは別物です。
引用

 

煉瓦亭のオムライスは、卵焼きでケチャップライスを包み込むタイプではなく、卵とご飯を混ぜた状態で焼くスタイル。即ち、混ぜ焼きなので、見た目はチャーハンを形成したような感じで、ご飯の粒があらわです。具はひき肉とマッシュルームとシンプルです。口に入れて最初に感じるのは意外にも塩味。やや強めの塩気がまず口に広がり、卵の優しさが後から追いかけてきます。ボリュームはしっかりありますが、ふわっとした口当たりと塩味が次の一口を急がせます。これが又、至福の時間なのです。

 


看板メニューの”元祖ポークカツレツ”


一番人気の看板メニュー「元祖ポークカツレツ」。1人前100gの豚ロース肉を丁寧に筋切りし、塩胡椒で下味を付け1日寝かします。提供する直前に小麦粉をまぶし、生卵と粗めの生パン粉をつけて油で揚げ、カラッとした仕上がりに。油は、ラードとコーン油を使ったオリジナルブレンドを開発し、今も継ぎ足し使い続けています。

 

カツレツは、元々フランス料理のコートレット(côtelette)から由来しています。当時はパン粉をつけた後にバターなどでソテーするものが主流でしたが、木田 元次郎氏が、多めの油で“揚げる”というスタイルを考案し、全国に広がりました。

引用

 

さっくりとした衣に、ジューシーな豚肉。下味がついているので、そのままでも充分に美味しいですが、お好みで自家製ウスターソースと辛子をプラスしても◎

当時はデミグラスソースを使用していましたが、揚げ物には味がくどいと不評だった為、程よくスパイシーでさっぱりとした自家製ウスターソースに変更したところ好評になり、定番化されました。

 


オリジナルワイン


 

オリジナルのミニワインも飲みやすくておススメです。ほんのり甘い、その味は塩っ気の強いカツレツやオムライスによくマッチします。一本¥700と値段もお値ごろなのもうれしいです。

引用

ボトルもやはり、レトロ感がありどこかお洒落ですよね。お洒落なレストランで開けるワインも格別ですが、記念日や特別な日に、こんな一本を開けるのも大人の休日にはとても大事な事ではないでしょうか?

 


お店情報


煉瓦亭
住所 東京都中央区銀座3-5-16
駅・アクセス 東京メトロ銀座線銀座駅A10またはB1出口より徒歩3分 和光裏、ガス灯通り。
銀座駅から196m
営業時間 11:15~15:00(L.O.14:15)
16:40~21:00(L.O.20:30)【土曜・祝日 ~20:45(L.O.20:00)】
ランチ営業
定休日 日曜日
Web http://ginzarengatei.com/
電話番号 03-3561-7258

 

 

この記事が気に入ったら
いいね !をして最新情報をチェック!

関連記事

  1. renata 映画 チャイナタウン

    私が着こなしの参考にしたお洒落な映画【チャイナタウン】

  2. 私が着こなしの参考にしたお洒落な映画「ブリット」

  3. 男性のスキンケアの必需品、Baxter of Calfornia(バク…

  4. 何処か懐かしい銀座イタリー亭の魅力

  5. アイロン

    日々の手入れ。アイロンで着こなしの全てが変わる

  6. omotesando

    特別な一日。青山でクリスマスにオススメな飲食店5選

  7. シャロン

    大人の隠れ家、伝説のBar Lupin Ginza(ルパン銀座)

  8. 銀座の名店”すきやばし次郎”の魅力

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com