MWC(エムダブルシー)とは
MWC(エムダブルシー)とは2014年にオーナーである渡辺将喜氏が立ち上げたアメリカンヴィンテージを集めたお店です。オリジナルウェアを始め、雑貨などを上手く古着とミックスさせた店内は拘りを感じさせ、下北沢という地域に根付く、地元の人に愛されるお店です。今回はそんな下北沢の名店をご紹介します。
渡辺 将喜
1986年生まれ。東京都世田谷区下北沢出身。18歳で父の営むクリーニング店で修業を積む。その後、自身の趣味嗜好であるアメリカンスタイルに着目し、2014年下北沢に「MWC」をオープン。
STORE VIEW
MWCのエントランスはバックスバニーがお出迎えしてくれます。木目の柱に鮮やかな青の壁には外装にも拘りが垣間見え、古き良きアメリカンカジュアルの雰囲気を醸し出しています。
入店すると両サイドにシャツやアウターが綺麗に並んでおり、奥には何があるのかとワクワクして吸い込まれてしまいます。
エントランス横にはグローブや巻物など小物が並び、アメカジコ-ディネートのワンポイントとして取り入れたくなります。
右側のラックにはペンデルトンやウールリッチなど気分を上げてくれるネルシャツが掛かっています。程よい間隔でとても見やすい陳列でお気に入りの一着がすぐに見つかるでしょう。
左側にはThe North Faceなどアウトドア系のアウターが並んでいます。いつの時代になっても変わらないモノづくりをしているブランドは安心感をもたらしてくれます。
店内一番奥には旬なコーデュロイのコート等が並び、奥まで行っても最後まで楽しめます。店先だけではわからない面白いアイテムがあるので訪れた際にはチェックしてほしいポイントです。
OWNER INTERVIEW
ーお店のコンセプトを教えてください。
ちょうどいいアメカジ
ーお店の名前の由来を教えてください。
M マサキ W ワタナベ C クロージング
僕の名前が由来です。名前は続けていくうちに、後から付いてくるものだと思っていたのでなんでも良かったのですが。いざ店を始めると聞かれることも多いので少し後悔しています…。デザイナーさんの名前がついたブランドはたくさんあるので、店でもいいかなと思い簡単につけました。私生活では苦手なのですが、自分の店なので色んな意味で我を出そうという感じです。
ー立ち上げ時の思いや理由は何ですか。
下北沢の商店の家柄で育ったので、漠然と学生の頃から自分の店を持ちたいとは思っていました。実家のクリーニング業から飛び出したのがきっかけで、すぐに一人で店を構えたいという気持ちになりました。何となく物販かなと思ったのですが、好きなものと商売を突き詰めたら古着に至りました。ずっと通っていたお店(KITAZAWA GENERAL STORE ex.PHI WI SPOT)が一時閉店すると聞き、その場所を居抜きで借りれることになったのも大きなきっかけです。
ーお店作りのこだわりは何ですか。
色んな意味で少しづつ変わること
入りやすさ
―ご自身が感じる古着の魅力は何ですか。
ダサさ、間抜け感
ダメージもプラスになる
自分にフィットした時の満足感
ー今まで出会った古着の中で一番感動した物は何ですか。
リーバイスのビンテージデニム
初めて見るアイテムで良い物は毎回ぐっときます
―洋服を好きになった理由は何ですか。
母の買ってきたラルフローレンとかアディダスの服がなんだかカッコよくて、自分で選びたくなったからだと思います。
ーご自身のコーディネートする際のポイントを教えてください。
着たいと思うアイテムを1つ決めて、あとは全体のバランスを整える
日常にいかに溶け込むか
―ご自身にとって”ファッション”とは?
自分の好きな物を好きなように着る
OWNER RECOMMEND ITEM
VINTAGE LIVI’S DENIM JACKT 「70505」
リーバイスの名作「70505」ヴィンテージ特有の良い感じの色落ちがとてもかっこいい一品となっています。70505は先代モデルの557と共に現代のデニムジャケットの基本形とも言えるトラッカージャケットの原型を築いたリーバイスの傑作品です。70505は、1967年頃に行われたリーバイスのデニム製品のロット番号表記の変更によって、デニムジャケットのロット番号557から70505に変更されたことによって誕生しました。
MWC オリジナル ロゴキャップ
帽子好きであるオーナーの拘りが詰まった一品。ラルフローレンのキャップなどから着想を得た浅めなキャップで日本人の頭に馴染みやすい。季節ごとにキャンバスやコーデュロイ、フランネルなど素材とカラーを変えて展開しているので帽子好きの方は見逃せない。
最後に
MWC(エムダブルシー)はオーナーご自身が育った下北沢という街で地元に根差し地元に愛される古着屋です。アメカジという一見すると古臭いイメージを現代的なファッションに落とし込み、古き良き格好良さを体現しています。そこにはオーナーである渡辺氏の歩んできた道とインタビューの際に感じた人柄が反映されています。是非下北沢を訪れた際には、足を運んでみてください。
※knowessenceのinstagramにて店内の動画を配信しております。雰囲気や映像で店内を見たい方は是非ご覧ください。