冬を暖かく乗り切ってくれるニット。冬の必需品とも呼べますが高級なニットやブランドニットほど良い糸を使っており、良い糸ほど痛みやすく劣化が早いのは周知の事実です。高級ニットとはいえ、毎回の様にクリーニングへ出してていれば出費もかなり大きくなってしまいますし、ドライクリーニングで起きてしまうダメージは予想以上に大きいです。今回ご紹介させていただく「ランドレス ウール&カシミヤシャンプー」はそんな高級ニットのダメージも気にせず自宅で丸洗いすることのできる洗剤です。
そもそもランドレスとは?
「THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)」は2004年3月、ニューヨークでスタートしたファブリックケアのスペシャリティブランドです。ドライクリーニングを使用せず大切な服を自分で洗い、ケアすることをテーマにスタイリッシュで環境にも配慮されたファブリックケアアイテムを展開しています。
日常の洗濯用ベーシックな洗剤や柔軟仕上げ剤に加え、白い衣類用、濃い色の衣類用、ベビー用ファブリックに特化した汚れに強い洗剤やデニム専用洗剤、本来ドライクリーニングでしか洗うことのできなかったウール&カシミアなどデリケートな素材に特化した洗剤など、素材に合わせてこだわった製品がラインナップされています。ファブリックケアに役立つランドリーツール類も充実している他、 しみ抜き剤やリネンウォーターなどファブリックケアをオールラウンドにカバーするアイテムを展開しています。また、ザ・ランドレスのデタージェント(洗剤)は、成分に石油系原料を使用せず植物性原料を使用しており、ファブリックを洗ったあとの排水は自然分解され、100%自然にかえります。
設立者は、リンジー・ウィーバー(Lindsey Wieber)とグウェン・ホワイティング(Gwen Whiting)。共に、名門のコーネル大学(米国)でテキスタイル、アパレルデザイン、マネジメントを学んだファブリックのスペシャリスト。彼女達はそのバックグラウンドをもとに、ラグジュアリーブランドにおけるリテール・マネジメント・商品開発に携わり、高品質なファブリック・衣類への卓越した知識と経験を蓄えてきました。そして、3年間に及ぶ研究と開発を経てファッションを愛する人のためのファブリックケアブランド「ザ・ランドレス」をスタートしたのです。
ウール&カシミヤシャンプーの手洗いの方法
1. 30℃以下の水にウールカシミアシャンプーを15ml(大さじ1杯分)出し、手で水とシャンプーをよくかき混ぜてください。大体キャップ一杯分が目安となります。※色移りを防ぐためにも似た色同士を集めて洗濯しましょう。
2. 洗濯物を裏返しにして形を整え30分間浸けておきます。※それ以上長く浸けておいても問題ありませんが1時間以上は避けた方が賢明です。
3. 洗剤成分がなくなるまで、30℃以下の水を注いで優しく丁寧によくすすぎましょう。
4. 軽く押すようにしてから水を切ります。ねじって絞らないでください。ここの工程を怠らず慎重に行うことでニットが変に伸びたりしないよう防ぐことができます。
5. タオルを敷き、洗濯物をタオルの上に平らになるようにのせましょう。洗濯物とタオルを巻物のようにくるくると巻いて、余分な水分をとります。
6. タオルの上または乾燥用ラックの上に、形を整えて平らに広げます。ハンガーで干してしまうとニットが水分の重みで縦に伸びてしまうのでNGです。乾燥したら、綺麗に折り畳み保管しましょう。
洗濯機で洗う場合
ウール&カシミヤシャンプーの利点を最大限に引き出すためには手洗いが最もベストな方法ですが、まとめて洗いたい時や安価な物を洗う際には洗濯機を使用したほうが手間がかかりません。
1. 毛玉を防ぐために中表にしてメッシュバッグに入れます。
2. 洗濯機の設定をデリケート(ドライ)コースにセットし、ウールカシミアシャンプーを適量入れてください。
3. タオルの上または乾燥用ラックの上に、アイテムを元の形のとおりひ平らに広げて乾かします。
※乾燥機は絶対に使用しないでください。
4. 乾燥したら、綺麗に折り畳み保管しましょう。
防虫効果も・・・?
香りは「シダー」。樹木を思わせるシダーウッドや、フランキーセンス、シナモンなどがブレンドされたスパイスのような辛口の香りです。 ニットの柔らかな風合いとこの匂いが掛け合わされれば贅沢なリラックスの時間が始まります。しかし、この「シダー」の香りは防虫効果もあると言われています。お気に入りのニットが虫に食われたら最悪ですよね。ウール&カシミヤシャンプーを使ってお手入れと防虫を是非試してみてください。
最後に・・・
品質の良いニットは丁寧に手入れをしていけばとても長く付き合っていけます。今回ご紹介させていただいたウール&カシミヤシャンプーはあなたのニットを大切に守ってくれる冬の相棒になってくれるはず。シダーの上品な香りに包まれて冬を乗り越えましょう。